暴れ馬をなおして落ち着いた馬にし乗りこなす
おはようございます。SEGEです。
今日は沖縄北部の夢有民牧場での乗馬体験を紹介します。
スタッフは乗馬のお客さんに乗馬を教えなくてはいけません。
ぼくも初乗馬から2,3回目にはすでにお客さんに教えていました。
山奥を馬の横を歩きながら、走りながらお客さんに教えていくのです。
コースは山奥から海まで行きます。トレッキングですね。
すごいスリリングで楽しいですよ。
薦め度☆
真剣度☆☆☆☆☆
難易度☆☆☆
技術度☆☆☆☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:ほかの牧場で手に余った宮古馬の暴れ馬。
症状:人を乗せるととにかく走りまくる。落ち着かない、止まらない。
成り行きと見立て:
マリンは持ち主が手に負えなくなったために、夢有民(むーみん)牧場が調教のために引き取った馬でした。
ムーミンさんの見立てでは、この馬はのびのび走ったことがないんじゃないか、疲れるまで走らせたらいいんじゃないか、ということ。
ぼくはその時日本2周目だったので、夢有民牧場で働くのも2回目でした。累積労働月数約4か月というところ。
すでに名誉スタッフのような存在になっていて、乗馬もそつなくこなせるようになっていました。
なのでマリンを乗りこなすには「おまえが乗れ」ということで、ぼくがやることに。
ちなみにぼくは落馬は今までに一度もないです。ビーチなら、裸馬で「はみ」「手綱」なしでも一応走らせられます。
手綱なしの場合は、たてがみをつかみます。
はみ、手綱があれば裸馬でも楽勝です。
ぼくは午年ですし、射手座だから、とにかく馬と縁があるのかもしれません。
ちなみに午年に今帰仁村にいたものだから、午年の今帰仁村の新年1月号の村報の表紙に、牧場のみなさんで写ったこともあります。
とにかく、マリンを任されました。のりこなす自信もあるけど、正直不安と恐怖もあります。
走らせるのは山間の道とは行っても、車も0ではないし、マリン自体が車道に慣れていない。
でも、乗ってみます。乗るだけなら乗らせてくれました。まだいいほうかもしれません。この写真はまさに初めて乗った時の。
でも、とにかく落ち着かない。すぐに走り出す。ぐるぐるまわる。首を振る。落ちそうになる。
でも尻をけり、走らせる。するとすごい勢いで走り始める。もう一頭のもともと牧場の馬もほかのスタッフが乗って後からついてくる。
マリンはとことん走る。やっぱり怖い。だって対向車来たらどうするの?こいつ止まれるのか?よけれるのか?
山間の道だからくねくねしていて見通しが悪い。車道の幅も2台通れるから通れないかくらい。
道の端の方は枯れ葉とかですべりやすい。
でもやるしかない。
正直、神様にお祈りしながら走らせました。
えんえんと走っていると、ある時、マリンがとまります。
息を荒くしている。
(こいつ、疲れてる?しめた、こっちのもんだ。)
「マリン、走れ!お前の力はそんなもんか!」
とはっぱをかけて、蹴りを入れる。
マリンはまた走る。
でもまた止まる。
それが何度も繰り返され、マリンはこちらが合図しなくては走らなくなってきた!
そして無事牧場にたどり着きました。
運よく交通事故にあわずに、もどれました。
それからというもの、マリンはぼくの言うことはすごく聞くようになりました。
まだまだ落ち着かないところはあり、すぐ走り出すくせはありましたが、ずいぶん扱いやすくなっていきました。
ぼくにとっては愛馬です。すごい心が通じた馬でした。冒頭の写真はかなり乗りこなしていたころのマリンとぼくです。
数年後、持ち主に引き取られ、今は牧場にはいません。さみしいです。
まとめです。
あばれるやつは、力を持て余している。すべての力を出し尽くさせるとかんねんする場合がある。そして誰がボスなのか理解してもらう。
それには信じる力、うけとめるふところの深さが必要。
子供の教育にもいえるところがあります。
おしまい
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