足首が痛み、歩くとさらに痛くなるのをふくらはぎをつまんで治す
薦め度☆☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆
解決度☆☆☆☆☆
対象:小4息子の左足首
症状:常に痛いが、歩くと痛みが増す
成り行きと見立て:
息子はラグビーを習っていて、その後痛くなったのでおそらくその影響だと思われます。
また、常に痛いということは打撲とか骨折とか、炎症が起きている状態、もしくはそれに近い状態です。
息子に聞いたところ、ぶつけたわけでもなく、ましてや骨折したわけでもないので、筋肉にかなり疲労がたまっているのかなと思いました。
そうすると足首に関わる筋肉にアプローチするというのが、まず最初にすることです。
原因を見つける法則
・痛む場所よりも体の中心に近いほうにある筋肉に当てをつける
この場合足首なので、足先の方ではなく、ふくらはぎが一番最初の候補となります。
とりあえず、状態を確認します。
テスト
どの動きで痛むのか確認します。一連の流れは最後の動画を見てください。
・歩行→痛みが増す
・しゃがむ→痛み変わらず
・つま先立ち→痛み変わらず
ということは、歩くという動きの中に原因があります。
反対に、治すポイントも、動きの中にあるということです。
治し方
何もしなくても痛いということは、筋肉が炎症に近い状態になっていると思われます。
筋肉内にとどまっているそういった物質を収める、押し出すというイメージで、筋肉をはさみます。
歩くと痛いということは、歩かせながら手当をするとよい可能性が高いです。
これは盲点なのですが、多くの手技は体を静止したまま行います。
でも、動かしながら行わないとあまり効果がない場合もあります。
今回はそういったケースです。
・ふくらはぎの足首の少し上の筋肉を両側からはさむように押さえます
↓
・足首の痛みが消え、押さえたところが痛くなる
↓
・ということは、この押さえたところあたりに原因があるということ
↓
・手を離して歩かせるとまだ痛みはあります
↓
・今度は、さきほど押さえたところを、押さえたまま歩かせます
↓
・これで痛みが、最初を10とすると3に減りました
↓
・押さえる場所を少し変えればさらに改善する可能性があるので、少し上、つまりさらに筋肉の太い部分を押さえて歩かせます
↓
・痛み0に!
翌日以降、痛みは出ませんでした。解決!
動画
まとめです。
歩いて痛いときは、手当をしながら歩かせるとよいです。
筋肉は、というか、人間の体は化学反応を起こしています。
指圧やマッサージといった物理的なアプローチでその化学反応を促進させることができます。
痛みを生んでいる物質も、その化学反応によって収まります。
また、止まった状態で指圧などを行うよりも、筋肉を使わせながら手当をするほうが、化学反応はより起こりやすくなります。
参考にしてください。
おしまい
ご拝読ありがとうございました。