自転車が倒れた後、ペダルをこいだらこすれる音がしたのはチェーンの音ではなかったのを直す
薦め度☆☆☆
真剣度☆☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆
解決度☆☆☆☆☆
対象:自分の自転車
症状:こぐとペダルあたりからこすれる音がし、少し摩擦の抵抗を感じる
成り行きと見立て:
職場にとめていると、帰りに乗ろうと思った時に自転車が倒れているときがあるんですよ。
誰かが倒しているのではなくて、風で倒れている(はず)んですけど、そういう時はおそらく長時間倒れっぱなしなんですよね。
その影響でスタンドの角度が変わってしまったこともありますし、今回はこぎはじめたら変な音がし始めました。
こいで音がするということは普通は「チェーンかな」と思うところですよね。
でも何度チェックしてもチェーンがどこかに当たっているのを確認できず。
もう暗かったので大変でした。
こいでは音がし、とめてスマホのライトで確認するけど何ともなくてまたこぐと音がする。
(これはひょっとしてチェーンじゃないのかな?)
と割り切って家に帰ってしっかり確認することにしました。
そうするとこいでいるうちに少しだけ音と抵抗が弱まった感じがしました。
見立てとしては、倒れたときにどこかが歪んだなということです。
さて原因は。
異音の原因
翌日明るい時間に自転車をひっくり返して確認しました。
原因は、ペダル部の歯車を覆っているカバーにこすれる音でした。
どの部分?と思うかもしれません。
ここです。ペダルをまわすとペダルと連動して動く内側の円の部分が、外側のカバーの内側の円に当たっていました。
どんなふうにこすれるのかは、後の動画を見てください。直すまでの通しの動画となっています。
直し方
よく見るとこすれている部分が特定できました。
その一か所以外はこすれていません。ということは、そこのすき間を広げればこすれなくなるということです。
作業
自転車のチェーンまわりをいじるときは、自転車を逆さにするといいですよ。
さて、カバーを固定する部分がこすれている部分に近いところにあったので、いったん外します。
外してここが原因かどうか試すと、やはりここでした。
ネジをとめる留め金はおそらく内側に数mm折れ曲がったと思われます。留め金を曲げて少し外側にもどします。
カバーも凹んでいたので、プライヤーで形を整えます。凹んでいたということは、やはり倒れた拍子にこの部分がぶつかったということですね。
合点がいきます。
最後にネジで止め直して、こすれるかどうか確かめます。
ちゃんとこすれずにペダルを回せました!
動画
では動画で一連の流れをご覧ください。
自転車が倒れた後、ペダルをこいだらこすれる音がしたのを直す
まとめです。
音がする=チェーンではなく、原因をよく考えて見つけてみよう。原因が分かればたいていは直ります。
おしまい
ご拝読ありがとうございました。