自分でなおす!物も体も心も!

素人が何でも自分で直す・治す記録。日常で壊れる物、痛む体、悪い癖、物も体も心もなおす小ネタから専門的なことまで。直らない時もあるけど。それも含めてぜひご自分の生活に活かしてください。written by SEGE

人前であがるのを克服する10のこと

 人前であがるのを克服する10のこと

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おはようございます。SEGEです。

 

人前であがらなければもっとパフォーマンス高くなるのに、と思っている方多いのではないでしょうか。 

 

「あがる」ということは、基本的に「失敗したらどうしよう」「人の目が気になる」「自分が見られている」と思うことですよね。

 

気持ちがそこに集まってしまうと「あがり」に負けてしまいます。

 

でも、「あがらないようにしよう」と真正面から克服しようとしても難しいです。

 

自分の気持ちが別のところにフォーカスされれば「あがり」に対応しやすくなります。

 

「失敗してもいい」「どう見られてもいい」となれるかどうか。

 

克服に向けた大事な視点を大きく3つに分けると、

一つは「失敗をなくす」視点

もう一つは「失敗してもいい」視点

もう一つは「考え方や受け止め方、気持ちの持ち方を変える」視点

の3つかと思います。

 

この3つに基づいて、10個のポイントにまとめてみました。

決してあきらめない

ぼくはアドリブが特に苦手です。人前で頭まわりません。

 

でも今では人前で歌い、しゃべるのもだいぶ楽になっています。

 

むしろ楽しんでしゃべっているところもあります。

 

ぼくは一人で弾き語りをしてきたのと、今の仕事が人前でしゃべることが多い仕事なので、よく言われます。

 

「緊張しないの?」

「堂々としているね」

「人前に出るの好きなんでしょ?」

などなど。

 

でもぼくは思います。

 

緊張しない人っているの?人前に出るのが好きじゃないと歌っちゃいけないの?

とか。

 

それに、おそらくぼくを知っている人は、「人前が苦手なんて嘘でしょ?」と思うでしょう。

 

表向きはそう見えるかもしれないし、実際明るく面白い部類の人間だし、人前で面白いことを言うこと自体は嫌いではないですし、何かとキャプテンとか代表とかやらされる人でした。

 

ただ好きと得意はちがいます。やらされるのと進んでやるのとでもちがいます。

 

ぼくは基本的にびびりな人間です。とっても臆病者です。

 

じゃあ、そういう人ってずっと泣き寝入りしていた方がいいのでしょうか。

 

これは考え方の問題ですが、「得意だからやる」「苦手だからやらない」というのは何の希望もないと思っています。

 

「苦手でもやりたいならやる」

 

そこに希望があるだろうし、勇気が必要なところです。

 

ぼくが22歳のとき歌を歌おうと心に決めたとき、まさか自分が歌の道に進むなんてことは思ってもいませんでした。(現在は音楽とは関係のない仕事についています)

 

一番おそれていた道だったので、その道を選ぼうなんてありえませんでした。

 

でも、「人生で何を奪われたくないか」と自分に聞いたときに、「音楽だけは奪われたくない」と思い、「じゃあ今歌を歌う道を歩もう」と腹にきめました。

 

だからライブとかすごい嫌でした。おもしろくしゃべれないし、できるならMCとかなしで歌いっぱなしでいたい。

 

しゃべってもすべる。いい空気が作れない。硬い。表情出せない。歌っている時も目をなかなか開けられない。

 

そんな感じでスタートです。でも当然ですが「ライブをしないと歌を聴いてもらえない

」ですから、つらくても逃げたくてもライブしなきゃ。

 

ヒッチハイクでの日本二周の旅も、ヒッチハイク自体はこわくて笑顔なんて出せません。

 

ストリートで歌うのもこわくてしかたないです。

 

だけど、「苦手を理由にやめたくない」と言い聞かせてきました。むしろ「苦手な人が乗り越えることに希望がある」と思っていました。

 

「苦手だったら夢はかなえられないの?」と。

 

ぼくがまず伝えたいのは、決してあきらめないでほしいということです。

どうやってあがるのを克服するか

じゃあ、どうやって克服してきたのか。

 

正直ライブが楽しくなってきたのは最近です。歌い始めてから15年くらいはずっと苦痛です。

 

そんなこと言ったら聞いてきてくれた方々に失礼かもしれません。でも、ぼくは乗り越えるためにやってきたし、心を込めた歌を全力で歌うことを心掛けてきました。

 

なかなかすぐに乗り越えることはできませんでしたが、ぼくが人前に出るときに心がけていることはこんなことです。

【準備段階】

①準備を念入りにする

②経験を積み重ねる

③いいイメージを持つ

④だめだった場合を想定しておく

【現場で】

⑤本来表現したいことにもどる

⑥相手を味方だと思う

⑦場全体を自分のものにする

⑧だめでもともとだと思う

⑨神様にゆだねる

⑩自分が楽しむ

 

①準備を念入りにする 

本番で緊張する芸人さんはプロでも少なくないです。

 

逆にガクトさんみたいに「緊張するなんてありえない」という方もいます。

 

ガクトさんは「それだけ練習してきたから緊張するわけない」とおっしゃってますが、ぼくからするといくら練習で完璧でも緊張する人はすると思っています。

 

でも、「準備を念入りにする」ということは、本番を楽にする一番大切なことです。

 

準備の時に大事なこと

・練習でミスをしないレベルにする

・練習で本番をイメージする(会場やお客さんもイメージする)

・現場が見られるなら見ておく

・本番の行程表を作る(何をいつどうやるか決めておく)

・本番通りに通しで練習しておく

・突然のハプニングも想定しておく

・本番に合わせて体調を整えておく

・道具類に不備がないか確認しておく

 

こうして本番であせらないように、練習で可能な限り自信をつけておきます。

 

ぼくはアドリブが苦手ですが、それにそれがコンプレックスでもありましたが、アドリブが苦手でもいいんじゃないですか?

 

志村けんさんはコントをかなり作りこむ方だったと聞いています。ビートたけしさんに言わせると、「アドリブが苦手」ということです。

 

志村さんはコントでアドリブもしますが、それはある程度台本があってのことです。けいこもしっかりします。

 

たけしさんたちはそういうもののない、いきあたりばったりの芸だったと。

 

一流のプロでもアドリブな方がいるというありがたい例です。アドリブがきかないことを、作りこむことで補うということが大切です。

②経験を積み重ねる

経験というのはそれだけで自信につながります。「おれはやってきた」ということ自体が落ち着きを生みます。

 

何も実績も根拠もないなら、なかなか自信は持てにくいです。

 

だからとにかくやっていくということも、それだけで大切な糧となります。

 

また、経験があるということは、それだけ失敗もしていきているということです。失敗も含めて、「次はこうしよう」と改善につなげられます。

 

そういう意味では「振り返りの時間を持つ」ということも大切なことです。これは①の準備に入ってくるでしょう。

 

それと、無理やりがんばらなくてはならない状況に自分を放り出すというのもぼくはやってきました。

 

躊躇して踏み出さなければ自分を変えることはできません。現場に放り出されれば何とか頑張ろうとします。

 

それによって本番中に何かをつかんでブレイクスルーし、一気に成長することがあります。

 

やらざるを得ない状況を作る。残すはそれをやるしかないというように選択肢をしぼっていく。誰かに「自分はやるぞ」と宣言してしまう。

 

そうやって追い込んで、逃げ場をなくしてみましょう。

③いいイメージを持つ

自分自身が成功しているイメージを持ちましょう。

 

失敗したときにどうリカバリーするかということまで含めておくとさらにいいです。④につながります。

 

それと自分をイメージするときに、細部までイメージするといいです。

 

全体的な雰囲気だけでなく、しゃべりかた、楽器の指運び、音の奏でる感じなど。

 

また、自分だけでなくお店の雰囲気、お客さんの雰囲気もよい方でイメージしておきましょう。それは⑤につながります。

 

④だめだった場合を想定しておく

成功する場面だけを想像していてはいけません。「いいイメージをもつ」と矛盾すると思うかもしれません。

 

でも矛盾しません。想定した通りにしか運ばないなんてことはありえません。必ず何かしら予定外のことが起きるものです。

 

そう思っていた方がいいです。「起きないで!起きないで!」というのは恐れから生まれる思考です。

 

「起きてもいい。大丈夫だから。」と思えることが自信です。

 

それと旅とか登山とかする人は分かりやすいかもしれませんが、最悪の場合を想定しないでスタートすることほど危険なことはありません。

 

悪天候。動物との遭遇。けが。

 

最悪を想定して、そのための準備をしていくからこそ本番で成功する確率があがります。

 

また、あらかじめ考えていたこと以外のことも当然起きえます。受け手側に文句を言われたとか。

 

「何があっても笑顔で返す」とか、そういうことまで考えておくといいです。

 

【現場で】

⑤本来表現したいことにもどる

人間は不思議なもので成功したいのに「失敗するんじゃないか」と逆のことを考える生き物です。本当にやっかいです。

 

いい演奏したいのに、ミスするイメージをしてませんか?

 

そうではなくて本来したい演奏、表したい気持ちってどんなですか?

 

本番で不安に襲われることがしばしばあります。

 

「つぎのフレーズ失敗しやすいんだよな。大丈夫かな。」

 

そう思えば思うほどかたくなって失敗しやすくなります。

 

つまり、悪いイメージに侵されてしまうんです。

 

そういうときに思い出しましょう。

 

「ああ、つぎのフレーズ好きだなあ。気持ちいいなあ。それを伝えたいんだよなあ。気持ちよく演奏しているときの自分になりきっちゃえ!」

 

ぼくは一時期このメルマガで勉強させていただきました。

basilkritzer.jp

⑥相手を味方だと思う

あるとき思いました。

 

「おれは何を怖がっているんだ?自分が伝えたい相手は自分の味方なんじゃないのか?なのにまるで目の前の人を敵のように思っている!」

 

なぜか前に立った瞬間、目の前の人々が敵に見えてしまいませんか?

 

むしろ本当はその逆ですよね。本当に敵のこともありますが、自分のライブに歌を聞きに来てくれている人は普通自分のファンで、すごい味方なわけです。

 

何をおそれているんだろう。

 

そう思ってだいぶ楽になりました。

 

また、相手が味方ではない場合でも有効です。

 

あなたは間違ったことを今から伝えるんですか?

 

いいと思ったことを伝えるんですよね。

 

伝え方がへたかもしれない。でも、何を伝えたいのかという原点にもどって、それを心から伝えたらきっと相手には響きます。

 

もしそれで相手に響かないなら、きっと相手が悪いんです。

 

⑦場全体を自分のものにする

会場に入った時、「会場にのまれる」という言葉があります。

 

「会場をのんで」しまいましょう。

 

ぼくは会場に入ったときから本番が始まっていると思うように心がけています。

 

それには挨拶もすごく大事です。ここは自分の場所なんだという思いをもって、現場にいる人とのコミュニケーションを大事にしましょう。

 

相手もやりやすくなって空気がよくなります。

 

自分がホストである場合はなおさらです。

 

自分がホストではなく呼ばれた人なら、自分がのまれないようにするにはどうしたらよいか考えましょう。

 

すわる場所とか、知っている顔のあの人には話しかけておこうとか、安心できるなと思うことを見つけてやっていくといいです。

 

また、これは非科学的なことですが、まさに会場が自分の心のなかにおさまっているというイメージを持っていましょう。

 

自分が会場を包んでいるという心持ちです。

 

そこにいる人々全ても含んでそういうイメージをもつと、全体が俯瞰して見れるようになります。

 

何事も俯瞰して見れることが落ち着いて対処できるこつです。

 

⑧だめでもともとだと思う

「ちゃんとやらなきゃ」と思う人ほど、まじめな人ほどがちがちになりがちです。

 

ミスをおそれます。

 

でも、ミスするんなら、そもそもミスするレベルの人間なんじゃないんですか?

 

背伸びしたいんですか?

 

等身大でいいですよね。

 

それに、たとえミスをしても、人生それで終わるんですか?

 

どうせ大した人間じゃないですよ。自分なんて。

 

それともそんなにすごかったっけ?

 

そう自分に投げかけてみましょう。

 

気持ちが楽になります。

 

⑨神様にゆだねる

やるだけやったらあとは運命に、神様に委ねましょう。

 

何が起きるかなんてしょせん人間にはわかりません。

 

うまくいくもいかないも、最後は神様が決めていることです。

 

うまくいかないなら、きっとうまくいかない方がいい理由があるんです。

 

うまくいったなら、ありがとう、ということです。

 

本番前にこう言いましょう。

 

「あとは神さまにゆだねます!」

 

本番、何が起きてもあなたのせいではありません。だって、やれるだけのことは準備してきたのだから。

 

そう思うと気が楽です。本番中もいいですよ。不安がこみあげたら同じことをまた思えばいいです。

 

⑩自分が楽しむ

あなたが楽しくなければ相手にもその気持ちが伝わります。

 

緊張していれば緊張が、不安があれば不安が伝わります。

 

不思議ですがそうです。

 

あなたが楽しければ相手も楽しくなります。

 

笑わしたいときは、自分もその笑いを楽しみましょう。

 

気持ちの良い音を奏でるときは、「気持ちいいなあ」と思って奏でましょう。

 

生で人に伝えるということは、まさにあなた自身が伝わるということです。

 

本当にやりたくないことならやめたほうがいいです。

 

別に人前であがることを克服しなくたっていいです。

 

生きていけます。

 

もし本当に克服したいなら、心の中に「それをものにしたい」という思いがあるはずです。

 

これを最後まで読んだ人はそうですよね。

 

でも、心にとても大きなわだかまり、トラウマなどがあって、それが足かせとなって不安がどうしてもぬぐえない、という場合もあります。

 

克服したいけど、つらすぎるという場合。

 

その場合はまた別のアプローチ、その心の障害をとりのぞくことからはじめなくてはいけません。

 

ただ、たとえそうであってもあきらめる必要はありません。そういう問題だって解決できるとぼくは思っています。

 

それはまず自分を好きになることからはじめるということです。

 

ちょっと深すぎるのでこれは別の機会にまわします。

 

 まとめです。

 

以下の10のことを心がけていきましょう。 

①準備を念入りにする

②経験を積み重ねる

③いいイメージを持つ

④だめだった場合を想定しておく

⑤本来表現したいことにもどる

⑥相手を味方だと思う

⑦場全体を自分のものにする

⑧だめでもともとだと思う

⑨神様にゆだねる

⑩自分が楽しむ

 

これ以外にも、体を柔らかくして緊張しにくくする、呼吸法を行うなどという方向からのアプローチもあります。

 

でもそれはあくまでもサブ的な効果だとぼくは思っているので省かせていただきました。

 

最後に、ぼく自身いまだに緊張もしますし、ネガティブなイメージをもってしまいがちです。

 

でも、今ではとても楽な気持ちでライブができるようになってきました。自然体でいられるようになってきています。

 

気持ちが落ち着いていると、おしゃべりも自然になってきて、雰囲気がよくなります。

 

お客さんも落ち着けるし、相乗効果です。

 

まだまだ未熟ですが、これから成長し続けていきます。

 

みなさんのお役に立てればありがたいです。

 

おしまい

 

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☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。

プロの方からのクレームはお控えください。反対に耳寄りな情報、解決法を教えていただけたら大変ありがたいです。読者の方々にとってとても有意義なものになると思うので、ぜひ教えてください。

 

ご拝読ありがとうございました。