膝を曲げると痛くて曲げきれないのを治す
薦め度☆☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆☆☆☆
解決度☆☆☆☆☆
対象:職場同僚20代女性
症状:前日から左ひざを曲げ伸ばしすると痛む
【原則】どの場所を押すと痛みがなくなるか探す
膝なら、膝に関係する筋肉にあてをつけます。女性なので、さわらずに本人に指示してやってみます。
膝の下や太ももを押して膝の曲げ伸ばしをしても痛みは変わらず。
次は膝の一つ上の股関節にあてをつけます。もしかしてと思い、股関節につながっている大腰筋の可能性がひらめきました。
なぜかというと、この方は運動をしていた人なので膝はしっかりしているはずなんです。
でも今の仕事は座りっぱなしが多いので、股関節は腰に関係しているかなと思ったわけです。
そんなふうに「この人ならここかな」という検討をつけることが大切です。問診がいかに大切かということです。
大腰筋とは何かというと、腰の骨と股関節にまたがってつながっている筋肉です。
お腹の中を通っているので、お腹と背中に指圧して膝を曲げ伸ばししてもらいました。赤い部分のあたりです。
「どう?」
「軽くなりました!」
次にポイントを絞るために背中とお腹の片方ずつ指圧して試すと、背中だけより腹部だけの指圧の方が効果がありました。
大腰筋の可能性が高いので、大腰筋がつながっている股関節の少し上に指圧して膝を曲げ伸ばししてもらいます。
「こっちの方が軽くなります。」
お腹の指圧よりさらに効果があるようなので、股関節の少し上を指圧しながらの屈伸を5回繰り返します。
ここまでは指圧したままでの痛みの軽減だったので、ここで指圧を外して屈伸してもらいます。
「あれ?痛くない。」
さらに、自分の力で屈伸するよりも他動で屈伸した方が、筋肉が弛緩した状態で筋肉にアプローチできるので、ここだけぼくが足の先をもって足を動かし、本人に股関節の上の筋肉を押しててもらいます。
これも効きました。
ようするに、股関節についている筋肉をほぐすことで、膝にかかるアンバランスを整えるということです。
「おすすめは、家であおむけで寝転んで膝を自分で引き寄せるなどして股関節を動かすと、股関節の動きがよくなるよ。その時、自分の手で股関節の上を指圧するか、横向きで寝転んで、テニスボールの上にそこを乗せながら股関節を動かすのもいいね。」
翌日、
「今日は痛くないです。」
その後もぶりかえすことなく、解決です。
まとめです。
膝が痛いと思っても、膝に原因があるとは限りません。膝に関係している筋肉にアプローチしていきましょう。
おしまい
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