ランニング・ジョギングの効果は絶大【内臓を元気にする】②
今日の前置き
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おはようございます。SEGEです。
運動と健康についての回が続いています。
ランニング・ジョギングを勧めていますがマラソンはあまりお勧めではないです。
ちょっと視点を変えると、動物はわざとトレーニングなんてしませんよね。
むしろ普段はごろごろしてませんか?
人間も同じ動物です。本来ならあんな感じでいいんです。
ある治療家は動物を観察することで治療法を編み出したり、人間の本来の姿に戻すヒントを得たりしていました。
動物はごろごろしているのに怪我したり、あまり病気になったりしません。
その上、いきなりフルスピードで動けます。
でもよく見ていると、伸びをしていたり、仲間とじゃれあったり、ごろごろしながらだけど動いている時がありますよね。
ああやって体を調整しているんです。
もちろん「よしストレッチしよう!」なんて思わずに本能でですよね。
自分が動きたい動きをして体が調整されていっているんです。
ぼくら人間も、朝起きたり体がこってくると伸びをしますよね。あれは筋肉を正常に戻そうという動きです。
整体界などでは有名な野口晴哉氏はそうした運動を活元運動といっています。野口体操といわれているものです。
人間も本来そういうことができるし体が欲しているはずです。
でも、動物と違うのは人間生活はストレスの連続だし、非自然的な生活をしているし、労働によって酷使されています。
だから人間はあえてストレッチやトレーニングや手当てをする必要な部分があるわけです。
むしろ体が疲れたり不調におちいっていたりするのに気づかないからトレーニングやストレッチをしてしまうともいえます。
そう考えたとき、マラソンは本当に健康に必要でしょうか?
自分のバランスを感じとったときに、どれだけ激しい運動が必要なのかは自分の体の声をきいて調整しなくてはいけないです。
30代、40代になると急にマラソンに熱を上げる人がいます。スポーツとしてやっていく分にはかまいません。
マラソンは心臓にけっこうな負担がかかります。それと内臓に重力がかかるので実は物理的に内臓に負担がかかっています。
もちろん物理的に骨格、筋肉にも負荷がかかっています。
また、やめたときのリバウンドも視野に入れたほうがいいと思います。
それに、大会前になって急にがんばるタイプの人もいますが、余計に危ないです。
毎日少しずつでいいので続けるというのが健康には大切です。
体の調子を感じ取っていくという意味でもいいです。
呼吸法もそうですが、「今日は調子いいな。悪いな。」ということが分かることって結構大切ですよ。
それには少しでいいので続けていくことが大切です。
また、仕事がハードなのにマラソンのようなハードな趣味を持つと精神的にむしろ余裕がなくなる可能性もありますし、できないとき、やめたくなったときの精神的落ち込みもよくないです。
低いハードルでいきましょう。
モチベーションが上がってがんばろう!高い目標を持とう!ということを全て否定はできませんが、自分の体の声に耳をすましていく感性を育てることが健康にはとっても大切です。
ぼくは何度も書きますが、週3回くらい、1日1kmくらいで十分だと思っています。
自分に合わせて500mから、いや100mから始めてもいいと思います。継続こそが大事なので。
さて本題です。
ランニング・ジョギングの効果は絶大【内臓を元気にする】②
前回は骨に与える衝撃・振動が大切だという方向から書きました。
今回は「内臓」の面からアプローチします。特に「大腸」です。以前も大腸について書きましたが、近年急に大腸と健康に関する情報が増えてきていると感じます。
かつての健康観とは変わってきています。
さて、走っている人はわかると思いますが、ジョギングしているとおならが出ませんか?
それは走ることによって腸が活性化しているということです。
走ってておならが出るとうれしいんですよー。「あーでたでた。腸が元気になってるぞお。」って。
コロナで走っている人が増えているので、最近はうっかりおならできませんが。
これが「骨に衝撃が伝わったこと」によるのか、それとも「内臓に直接影響している」のかはぼくにはわかりません。
少なくとも、走ることが腸に影響していることが確実です。
「ためしてガッテン」ではこんな研究が紹介されていました。「ウォーキングで握力が鍛えられる」可能性があるというものです。
ウォーキングと握力?と思いますよね。
IGF-1について
「ためしてガッテン」では、握力が強い人は健康であるということをやっていました。
引用すると、
>スクワットなど、全身の大きな筋肉を継続して動かすと、体内で筋肉を合成する物質が作られます。
とくに『IGF-Ⅰ(アイジーエフ・ワン)』と呼ばれる物質は、血液にのって全身に運ばれ、筋肉をどんどん作ってくれることがわかってきています。——
そして握力の筋肉はとても細い筋肉なので、それが強くなるには「IGF-1」という物質がたくさん出ていなくてはいけないということです。
だから握力があるかどうかは、全身の筋肉量をはかるバロメーターです。握力があるくらいなら、全身の他の筋肉もあるということです。
全身の筋肉とは内臓も含まれます。内臓は筋肉できています。心臓もです。握力があるということは目に見えない筋肉や内臓も元気ということ。
だから、握力がある=健康となるんです。
逆に言うと、全身運動をすることでIGF-1が増えて握力もつき、内臓も元気になります。
番組ではスクワットやウォーキングを勧めていました。
スクワットやウォーキングは太ももをはじめ、大きな筋肉を使うからです。
当然走ることも有効ですね。
このIGF-1についてさらに調べてみました。
筋肉を太くするカギを握る「インスリン様成長因子」とは (2ページ目):“筋肉博士”石井直方のやさしい筋肉学:日経Gooday(グッデイ)
これによるとIGF-1は肝臓で作られますが、それは瞬間的に大きな力を出すタイプのトレーニングではなく、少し長い時間筋線維が頑張って力を出すということが大事だそうです。
「走る・歩く」もあてはまりますが、低・中程度の負荷で回数を多くするトレーニングで筋肉を疲労させるのが、IGF-1を増やすポイントです。
まとめです。
健康のためには、軽い運動をする。
運動で筋肉がつくということは、内臓という筋肉の塊も元気になるということ。
おしまい
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