首の筋を痛めて、振り向くと首が痛いのを治す
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆☆☆☆
解決度☆☆☆
対象:5歳娘の首の骨の右側の筋肉
症状:振り向くと痛いので首がまわらない
成り行きと見立て:
朝起きたときはなんともなかったのですが、起きてすぐに痛めたようで、痛いまま幼稚園に行きました。
帰ってきたら完全に首がまわらない状態だったそうです。
仕事中に奥さんから娘の写真が送られてきて、「首が痛いから父ちゃんに治してほしい」と言っていると。
首が回らないので娘が静かで奥さんとしては助かったそうです。
帰るとわりと普通に生活していて、だんだん首もまわるようになってきていたのであまり重度ではないと判断。
診断:
重度な首の寝違いなどの場合は、首に原因というよりも、背部など広範囲の筋肉が硬直していて首が痛くなってしまう場合があります。
なので今回も一応背部や肩回りを一通りさわり、痛みが改善するか確認しましたが、変化なし。
大人の方が首をちがえたときは、背部や肩回りの筋肉にアプローチしてみてください。
大人は疲労を蓄積していて、蓄積してからじゃないと症状に出てこないことが多いので、広い範囲で筋肉が凝っている可能性が高いです。
そして首を指圧すると痛みが激減したので、ピンポイントで首を手当することで改善すると判断。
やはりあまり重度ではないということです。
該当する主な筋肉:
1 斜角筋(前・中・後)・・・首の骨の際から肩の上の方(一番上の肋骨)についている筋肉
(自分で購入した本から写真をアップしています)
2 胸鎖乳突筋・・・写真で指をさしているところ
手当て:
首の骨の右側、上から4番目あたりでしょうか。
こういう場合、首の後ろ側の筋肉だけでなく、前側の筋肉もいたんでいるものです。
前側は胸鎖乳突筋に手当しましょう。
①胸鎖乳突筋をおさえて自分で首を動かさす
おさえて首をまわさせる
父「どう?」
娘「痛くない。」
②斜角筋をおさえて自分で首を動かさす
③斜角筋をおさえて、こちらで首を動かさす
父「どう?」
娘「痛みが丸くなった。」
(どういう意味だ?)
このあと「痛みが薄くなった。」と言いました。軽減したようです。
③頚椎の両側を指圧しながら首をおじぎした状態から起こさせる
これは首関係で万能な手当ての方法です。首関係ではしょっちゅう使っています。指のつりの記事でも紹介しました。
両手の指がつったら、首にアプローチ【首から神経が伸びている】
これで痛みの場所がかなりピンポイントにしぼられたようです。動画の最後で、娘自身で指でポイントを指しています。
④斜角筋と胸鎖乳突筋を指圧しながら、そこに力を入れさせる。
首をこちらで押しながら、相手には抵抗してもらうとねらった筋肉が引き締まるので、その筋肉を指圧しておきます。
そうすると筋肉が復活します。
父「どう?」
娘「まだ薄い。」
痛みは完全には消えませんが、ほとんど支障なく体が動かせるようになったので、明日にはほとんど治っていると思います。
ーーー2日後に完治しました。
解説:
相手に脱力させるということ
自分で動かす場合は、筋肉を必ず使ってしまうので、脱力させてこちらで動かしてあげるということが効果的な場合があります。
筋肉がやわらかい状態で筋肉にアプローチしたり、やわらかい状態で筋肉に変化を起こさせたい場合に、この方法を用います。
やわらかい状態で筋肉を伸び縮みさせることで、筋肉が弛緩し、回復に向かう場合があるからです。
まとめです。
首を違えたら、軽症なら斜角筋と胸鎖乳突筋を手当てしましょう。寝違えでも効きますよ。
おしまい
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