自分でなおす!物も体も心も!

素人が何でも自分で直す・治す記録。日常で壊れる物、痛む体、悪い癖、物も体も心もなおす小ネタから専門的なことまで。直らない時もあるけど。それも含めてぜひご自分の生活に活かしてください。written by SEGE

くわずいもは食べちゃだめよ

今週のお題「いも」

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くわずいもは食べちゃだめよ

さてこの写真を見てください。何の葉っぱでしょうか。

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実は、右と左では違う植物です。

 

右はサトイモ、左はクワズイモです。

 

クワズイモは沖縄に行く人や、観葉植物に詳しい人は知っているかもしれません。お花屋さんにおいてあることもありますね。

 

名前の通り、食べられません!

 

死にます!

 

ぼくが20代の時数か月働いていた沖縄の夢有民牧場のむーみんさんは、無謀にもチャレンジして三日三晩寝込みました。

 

ぜったいにやめましょう。ほんとにバカなおじさんです。

 

さて、沖縄ではその毒は有名です。

 

沖縄で動物を飼うとき、山に生えている草を刈って餌にする農家もあります。

 

特に沖縄はヤギ肉を食べる文化がなので、ヤギ飼いが多いです。

 

ヤギは柔らかい草が好きなので、ヤギ用に草を刈ってくるときには、クワズイモをまぜないようにしなければなりません。

 

ヤギも死んでしまうので。

 

生えているクワズイモは見分けがついても、細かく機械でカットして混ざったクワズイモは見分けがつきにくいからです。

 

ぼくはその牧場で牛や馬やヤギのために毎日のように山に草刈に行っていました。

 

当然、むーみんさんには「くわずいもは刈るなよ!」とたたきこまれます。

 

草刈は鎌(かま)を使って手で行っていました。

 

丸のこが棒の先についた草刈機を使えるのは、むーみんさんがいればむーみんさん、いなければスタッフの熟練が使えます。

 

ぼくも使えるようになっていましたが、その日は、鎌で草をかっていました。

 

クワズイモはえていたところなので、混ぜないように、でも、足場を確保したり、視界を確保するためにクワズイモはバシバシ切っていきます。

 

葉っぱが大きいから邪魔なんです。でも、茎がやわらかいのでサクッと切れるんです。

 

そんな風に作業していたところ、あろうことか親指の先を少し切ってしまいました。

 

「いて!」

 

と思った時、その親指の先が、クワズイモの切り口に触れてしまいました。

 

(やべ!)

 

毒があるのを知っているため、傷口が触ってしまったことに不安を感じたのです!

 

気持ちわかりますか?

 

そして次の瞬間、反射的にその指をなめてしまいました!!

 

(あ!しまった!さらにやばい!!!)

 

クワズイモの汁をなめてしまったのです!

 

クワズイモなめちゃった!!」

 

と口走ったぼく。まわりから、

 

「えーーー!」

 

「やばいよね。指切っちゃってクワズイモの切り口にさわっちゃって、それなめちゃった。」

 

すると、何と、視界がだんだんせばまり、ぼやけてきました。

 

ほんのひとなめ、汁をなめただけなのに?!

 

おそるべしクワズイモです。

 

みなさん、けっして口にしないように。

 

でも沖縄に行ったらぜひ「あれがクワズイモか!」と見つけてみてください。

 

おしまい

 

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