捻挫で歩けない足首を治す【怪我後1日以内の痛みを7割以上減少させる方法】
関連記事:誰でもできる、筋肉をほぐす方法【横引き】
今日の前置き
おはようございます。SEGEです。
仕事にめどがついたので、重めのテーマに行きたいと思います。今日は足首の捻挫です。数週間前のネタをようやくアップできます。
「捻挫ってとりあえず冷やして安静にするしかないんじゃない?」
と思うかもしれませんが、手技でかなり治せます。その場で痛みが半減しますよ。
特に怪しい手技は使わずとも、シンプルな手技の繰り返しで捻挫は軽減します。でもこれができる治療家はとても少ないです。
この方法で過去に5例ほどやっていますが、怪我したてのものほど驚くほど効果を実感できる方法です。
捻挫したてて歩けなかった人がその場で歩けるようになります。ただし、じん帯を損傷してる場合は歩くのはすぐ歩くのは無理です。
また、やはり素人にはちょっと難しい手技になります。ただし、素人の方でも途中で出てくる「横引き」と「指撫法」を使うだけでもだいぶ痛みは減少します。
動画をたくさんアップしたのでみるみる動かせるようになる様子をご覧ください。
(vimeoの動画アップ容量をオーバーしてしまった!!!なんたること!申し訳ありませんが、最後の2本の動画は近日中にアップということでご了承下さい。でもそこまでの動画で十分効果が分かるはずです。)
※横引き・・・誰でもできる、筋肉をほぐす方法【横引き】
※指撫法・・・手で筋肉をなでるというとてもシンプルな手技です。これだけで炎症物質が動いて痛みが軽減します。捻挫にはかなり効きます。
さて本題です。
外反捻挫で歩けない足首を治す【捻挫後1日以内の痛みを7割以上減少させる方法】
薦め度☆☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆☆
技術度☆☆☆☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:職場アラサー後輩の右足首内側
症状:前日サッカーをしていて右くるぶし下を痛める。本人もあまり把握できてないが、おそらく足首を外反した時になったのではないかと。
この捻挫でのじん帯や骨に異常はありません。 骨の以上を確かめたいときは、近くの骨を叩いて確かめます。また、骨折の場合、当然何もしなくても痛みがあります。
怪我の位置的に外反時の捻挫だと判断。
歩けないことはないが、本人判断でテーピングで足首の可動域を制限している。
※外反というのは、足首を外側に反らせる動きです。
成り行きと見立て:
まだ1日経っていないので急性期の捻挫。腫れもあり、炎症はまだまだおさまっていない。
捻挫の手当てにおける方針
方針1
・足首のどの動きでどこに痛みが出るかを確かめる
・痛みが出る位置から一番痛めている部位を特定する
・足首の動き以外に痛みが出る動きがないか洗い出す
・捻挫部位を守るために硬直していたり、炎症の広がりで反応が悪くなっている筋肉を洗い出す
方針2
・痛みが起きる動きはさせてはいけない(反対に痛みが起きない動きならさせてよい)
・捻挫は大きな怪我であり、繊細に扱う必要があり、ソフトに筋肉にアプローチする
・反対に炎症が大きいゆえに、ソフトなアプローチでも炎症物質は移動しやすく、変化は起きやすいことを頭にいれておく
・怪我の中心部位を中心に広範囲にわたって筋肉自体に影響が及んでいるので、広範囲にわたってアプローチする。足首なら膝から下の筋肉は全て影響を受けていると考える
ステップ1 ー 状態を確かめつつ、ほぐして痛みを軽減させる
・内側くるぶし当たりの怪我なので、親指の動きも関係しているだろう。足の親指の力の入れ方と捻挫の痛みとの相関を見て、親指をさわっても痛くないか確かめる。
・足底と甲の筋肉を横引きでほぐす。
・外反で捻挫しているということは外反しないようにかばっている状態なのでふくらはぎ周辺の筋肉はかなり疲労しているのと、炎症物質はそこにも流れ散らばっているはずなので、なでてさする(指撫法)
確かめ ー 前後移動の痛みなし、設置時の痛みなし
・本人に手当て前と比較してもらう。設置した時の痛みがなくなっている。
・この時点で中心部の痛みは、最初の痛みの4割になっています。
・手当てが進むと、ぼやけていた痛みのポイントがしぼられてきます。炎症が引いてきている証拠です。
ステップ2 ー 痛みが違和感に変わる
・親指に力を入れさせた場合に、どの動きなら痛くないか確かめ、痛くない動きでりきませ、その後解放させる。それを繰り返す。
・この場合親指を外旋(外側に回転)させる方向に力を入れるのは大丈夫なようだ。なのでこちらは内旋方向にひねって、抵抗させる。
・捻挫した外反と逆方向の内反方向に力を入れさせる
・こちらで内反方向に動かす足首に抵抗し、力が入るようにさせる。
・親指と内反を合体させて力を入れさせる。
・これによって安全な方向に使う筋肉が活性化し、炎症物質が減少していく。
(動画がとれてなくてすいません。音声から想像力はたらかせてください)vimeo.com
ステップ3 ー 可動域広がる
・第2ステップを立ったまま行う
・可動域が広がった
ステップ4 ー さらに広がってテーピングが不要に
・腓腹筋外側頭筋(ふくらはぎの外側の筋肉)をおさえながら内反させる
・ステップ1で腓腹筋に反応があったことを利用
・腓腹筋をおさえながらだと、内反しやすい
・腓腹筋を活性化させ、可動域を広げる
ステップ5 ー 痛みの中心にアプローチ
・痛みの中心は捻挫で炎症物質が濃密にある
・くるぶしの下が開く方向に捻挫をしたので縮めるように手当てする
・ここで発生している痛みは、患部を壊す痛み出なく、痛みを抑圧している痛み
・痛みが発生する動きをさせながら手当てすることで、筋肉が締まり、活性化し、痛みのもとを抑圧する
・腓腹筋だけでなく、足首に近いアキレス腱付近やヒラメ筋にも影響があると思われるのでそこも手当てする
・関係する筋肉をおさえた時、痛みがなくなる部分があるので、その状態で足首を動かさせる
ステップ6 ー かなり回復しました
ステップ7 ー その後の経過
・前日の手当て開始よりも回復している
・職場では顧客の誰にも気づかれていない
・主に筋肉をほぐす手当てをしてあげた
・さらにこの翌日は手当てをせず、その後順調に回復
まとめです。
じん帯を損傷していない捻挫は手技で痛みを軽減でき、すぐ歩けるようになる手立てもあります。歩けるようにならなくても、痛みは軽減できます。
動画合体バージョン
捻挫を起こしたらまずやること・してはいけないこと
①冷やす(温めない=風呂入らない)
②動かさない
③患部を下におろさない(炎症物質が代謝しにくい)
④湿布や痛み止めは痛みを感じなくさせますが、本来の治す力を奪うものでもあります。必要なければやめましょう。
おしまい
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