今週のお題「おうち時間、何してる?」
おうち時間で追い詰められている人をおうち時間で助ける
令和2年の小中高生の自殺者が前年度に比べて2倍になっている月があるそうです。
休校明けの6月、夏休み明けの8月と、11月が2倍以上の月で、1年単位でみると昭和55年以降最多だそうです。
特に8月は最多。
コロナによる影響であることは間違いないでしょう。
コロナは必ずしもマイナス効果だけとはいえないけれども
コロナによる影響はその人の仕事の種類や置かれた立場、環境によってさまざまです。
例えばぼくは仕事には影響ないですが、兄は整体院なので収入が減っています。
当然兄弟や家族でも影響は全く違います。
母は、よみうり文化センターで工芸の先生をしていますが教室は閉鎖されて収入はほとんどなく、かといって再開されても高齢なので引き受けたくないです。
もしセンター側が再開したとき、母の都合で教室をとめれば自腹で減収分を補わなくてはならないという理不尽な状況です。
そうした中でも、コロナだからこそ出来ることを見つけ、コロナだからこそ今までのやり方あり方を変えていくということは、とても大事なことですし、むしろ求められていることだとも感じています。
例えばぼくが昨年からはじめたことを挙げるとたくさんあります。
・庭を整理して家庭菜園を始めた
・こうしてブログを始めた
・健康維持のための毎日の過ごし方を調えた
・スタジオに毎週通って音声配信とドラムの練習をはじめた
・録音機器を使いこなせるようになった
・電子ピアノを買って家族で練習をはじめた
・本を年に100冊以上読む
・zoomで地方の友達と飲む
一方でできなかったこともたくさんあります。
・旅行
・ボランティア
・ライブ
・奉仕活動の会合
・飲み会
ようするに誰かと会うということ、どこかへでかけるということがほとんどできていません。
個人プレーは追求できたとしても、だれかとコミュニケーションをするということが減ってしまいました。
それでもそもそも自分をとりまく環境がいい人にとってはあまり問題ではないかもしれません。
家族とうまくいっているなら家族にぐちをこぼしてストレス発散できます。
気の置けない友達がいるならzoomであってもおしゃべりしてストレス発散できます。
でも、そうではない人にとっては、家族や友達からひどいしうちを受けている人や、身の回りに自分を支えてくれる人がだれもいない人にとっては、これほどつらい状況はありません。
家にいずらいのに家にいるしかないということがコロナで起きているからです。
子ども達にあっては、スマホなどの機器をもたされていない子も多いので、外部とコミュニケーションをとれない場合がとても多いですよね。
そういった人たちにとっては逃げ場のない状態が、何カ月も、1年以上も続いています。
オンラインで居場所のない人の声を聴く
もしもコロナによって恩恵を受けている人が、自分のことばかりにしか目を向けないのなら、コロナの思うつぼです。
コロナによってわたしたちに格差が生まれます。
それでも自己責任じゃないかと言う人もいるかもしれません。
でも自己責任という言葉で切り離してはいけない人たちだっていると思います。
「小中高生の自殺者が2倍になっている月がある」
「昭和55年ぶりに多い小中高生の自殺者数」
そういったコロナによる影響で大変な思いをしている子供たちの存在を半年ほど前に知り、何か自分にできないかなと思っていました。
ここ1年はボランティアに行くこともできなかったので、何かオンラインでできないかなとも思っていました。
するとある日新聞を読んでいると、追い詰められた人たちの声をオンライン上で聴く活動あるということを目にしたんですよ。
研修を受けるとボランティアのカウンセラーとして活動できます。
研修もクリアし、現在活動を続けています。忙しい日常のほんのわずかな時間ですが、あいまをぬって困っている人たちの声を聴いています。
すき間時間をうまく使えるというのもオンラインのよさですね。
よく相談の電話窓口というのはありますよね。学校でも子供たちに電話番号が書かれたカードが配られたりします。
でも、現代では子供たち若者たちのコミュニケーションツールは圧倒的に電話ではなくSNSなどを利用するようになっています。
電話ではなく、オンライン上で対応するということは、今の時代必要なことだと思います。
少しでも自分が役立てられればなと思っています。
written by SEGE