実のつかない梅に接ぎ木して、実をつかせる【その2 挿し木で増やす】
シリーズ化して、実際に実がなるまでを継続してお伝えします。今回は、挿し木に挑戦です。
ちなみに接ぎ木で成功した枝はこのようにしっかり葉をつけていますよ!
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆
難易度☆☆
技術度☆☆
解決度?????
対象:接ぎ木の時余った枝
成り行き:
接ぎ木に挑戦した時、枝がたくさん余りました。
もったいないなあと思いませんか。
そこで、捨てずに生かす方法があります。
「挿し木」です。
挿し木とは、枝を土にさしてその枝を死なせずに生かす方法です。
うまく行けば根が生えてきて新しい株になります。
要するに分身を作るみたいなことですね。
なので一つの木から、いくつも同じ植物を増やしていけます。
ぼくは「梅の枝を挿し木にして、生き残ったものがあれば来年その枝を接ぎ木に使える」と考えました。
というのも接ぎ木は5カ所試みましたが、成功したのは1カ所のみです。
これではまだ少ないので、来年も接ぎ木に挑戦したいんですよね。
もし挿し木が成功すれば、また友達の家までわざわざおもむいて枝をもらってくる必要もなくなります。
「そんなうまいこといくの?」
と思えてもきますが、失敗しても特にダメージはないので遊び半分でとにかくやってみます。
挿し木の方法
土にさすだけ。
でも土には水分がたっぷりあった方がいいです。
ぼくはあまった枝を10本くらいさしました。地植えも鉢植えも両方やってみます。
それとぼくはもう一工夫をしていて、枝の切り口に「ろう」をぬっています。
外に出ている切り口は水分を失いやすいので、水分がなくなりにくいように「ろう」でコーティングしたほうがよいかなと思ったからです。
上部に切り口がない枝は何もせずにさしました。
「接ぎろう」という傷を守ったりする専用のろうがあります「接ぎろう」については接ぎ木【その1】で紹介しています。
挿し木をして数週間
何本かは全く無反応でしたが、ちゃんと葉っぱが出てきたのがあります。
とりあえず成功ですね!
挿し木の成功例「ブロッコリー」
数年前にブロッコリーを種から育ててます。↑写真右下のブロッコリーは挿し木成功例。
はじめ、20鉢くらいに種をまいて、苗を地植えしましたが、なんと1株以外すべて虫に食われました。
でも、残った1株がなんと今写真の通りです。
大きくなってきたので枝を切ってとなりの地面にさしたら、その挿し木がちゃんと成長しました。
味をしめていくつかさしたところ、今は5株くらいに増えています。
こんなブロッコリーが収穫できています。
まとめです。
挿し木は気軽にできる。まずは枝を土にさしてみよう。
挿し木に向かない植物もあります。
おしまい