今週のお題「わたしのアウトプット」
高い財布持てばお金入ってくる的考え
今週の話題は休みだそうですが、タグをつけるキャンペーンになっているので、今週の話題として書きます。
まず、アウトプットの方法を整理してみよう。
アウトプット方法の整理
ぼくなりに5つに分けると以下のようになる。だいたいパッと思い浮かぶのは①ではないですか?
①学んだことを話したり書いたりして表現する方法
②積み重ねた練習の成果を発表する方法
③体の感情にまかせて踊ったり、楽器を弾いたり歌ったりする方法
④創作に昇華する方法
⑤旅に出る
⑥自分を売り込むためのもの
実際には重なる部分もあるし、それぞれが組み合わさってアウトプットされるものでしょう。
①学んだことを話したり書いたりして表現する方法
これは主に「整理」「理解」の意味合いが強いアウトプットです。言語の領域、左脳の領域といってもいいでしょう。
まじめにやればだれでもできるものでもあります。
書物、プレゼンテーション、学習ノート、日記、メモ、論文、ブログ、友達と語ることなどなど。
自分の考えていることを人に理解してもらう。または自分自身の考えが表現することで整理される側面もあります。
②積み重ねた練習の成果を発表する方法
準備→本番という流れの中で、鍛錬によって積み重ねて洗練されたものを表現することで「達成感」を得られます。
例えばスポーツや芸のパフォーマンス、詩の暗唱、楽器の演奏などなど。
次の③と似ていますが、違うのは、あらかじめ準備しておける領域であること。その場その場のアドリブ的なものではなく、じっくり作りこんでいくもの。
コツコツ積み上げていくので、これも誰でもできるものでもあります。クオリティはそれぞれですが。
③体の感情にまかせて踊ったり、楽器を弾いたり歌ったりする方法
前の②と違い、その時その時の気持ちにまかせて表現するもの。右脳的な活動です。
ストレス発散、ダンスや演奏、ライブペインティングなどのアドリブ表現などなど。
これはストレス発散の表現であればだれでもできますよね。カラオケで歌う。大声でさけぶ。おしゃべりする、バイクをかっとばす。皿を投げる。お金を使うなどなど。
ただし、ダンスや楽器演奏となってくると、技術を持った人しかできない領域もあります。
④創作に昇華する方法
前の③との違いはアドリブ的なものではないということです。いきあたりばったりの物ではなく、作りこんでいくもの。
例えば、小説、作詞作曲、図画といった芸術活動などなど。
インスピレーションに裏打ちされ、非論理的な領域を経て創られるものです。右脳的な活動です。
これはできる人が限られてくるアウトプットです。できたとしても満足感が得られるかどうかはハードルが高いです。
アウトプットとしては最もハイレベルなもので、受け手も出し手も精神的に昇華していく可能性のあるものです。
スポーツのパフォーマンスなどの②と違うのは、達成感や人に与える感動という点では②もかなりのものです。
でも②は努力で補えるところが多く、それに比べると④は努力も大事だけど、努力ではどうにもならない領域もあります。
⑤旅に出る
これは何が起きるかわからない世界に踏み出すというものです。総合的な領域です。体丸ごと出すというものです。
初めてのことをしてみる。初めての場所に行ってみる。初めての人と出会ってみる。偶然や大きな力に委ねてみる。
逆の視点から見るとこれは、「今までの自分の場所を捨てる」とも言えます。この視点が実はアウトプットには大事です。
⑥自分を売り込むためのもの
選挙の演説とかですね。自分の主義主張を認めてもらうためだったりするものです。
相手を説得する、訴えるなどなど。
さて、アウトプットの種類はここまでとします。そこまで整理することに意義があるとは思いません。
ここからは、アウトプットの意義について書いていきたいと思います。
何のためにアウトプットするのか
「お金は使うことで入ってくる」というようなことを聞いたことはありませんか?
この考え方がすごく大事です。「高い財布を使うとそれに見合った経済力を持つ」といのも聞いたことありますよね。
この考え方には実は2つの意味があります。
1つは使ったり捨てたりすることで新しいものが入ってくるというもの。不思議なようで当然のようでもあります。
食べ物だったら当たり前ですね。毎日排泄して、毎日何かを食べる。アウトプットするとインプットする。インプットするとアウトプットする。
どちらかが止まってしまっては死んでしまいます。逆に言うとその循環がある状態が健康な状態だといえるわけです。
ぼくは歌をつくることをライフワークにしているので、アウトプットということについてはかなり人生の中心に置いて考えてきました。
「どうしたらいい歌が作れるのか」
死にたくなるほど頭を悩ませてきました。
結局いい歌ができるには、自分がいい生き方を、または表現に足りる生き方をしていなくてはいけません。
空っぽな人生を送っていたら、空っぽな歌しかできない。当たり前ですね。
くだらないところ、とるにたらないレベルでもじもじした生き方をしていては、人にひびくものなんて生まれるわけないんです。
歌が全くつくれなかった時期に思いました。
「中身がないならばできるわけない。自分にインプットしなきゃ、そもそもアウトプットしたって意味ないじゃん。」
でもその次には、
「いくら知識的なものを詰め込んでも、それでいい歌ができるってことじゃないじゃん。頭がよくなったって、物知りになったって感動する歌ができることとは全く違うことだ。」
と思いました。
結局詰め込むだけではだめだし、外に出すことでそれは生かされていく。そして不思議なことに、外に出すと新しいものが自分に舞い込んできます。
過去に執着している人は、写真や思い出の品を捨てずにいないですか?
こんまりさんなどがやってらっしゃっるように、片付けが済むと人生が変わります。
人と関わるのをさけてこもってませんか?外にでることだけで実は新しいものに出会います。
宣言するのが怖くて何もしないまま時が過ぎていませんか?自分で夢やゴールを決めてみよう。
嘘でもはったりでもいいです。何かが動き始めます。
要するに今いる場所にとどまっていては、いいものは生まれません。体にも生き方にも新陳代謝が必要です。
曲作りの話にもどると、ぼくは「30代で歌が作れなかったら音楽やめる」 と心に決めました。
かつての歌ばかりを歌うライブをしていていったい意味があるのか。と自分に疑問をもったのです。
それで無理やりホテルにこもって曲作りをし、ついに数年ぶりに納得のいく力作ができました。
また、その下地として、普段からノートに言葉をかきとめておくという作業もあります。そうした積み重ねなくしていきなり曲をつくるというのはより難しいことになってきます。
そして「高い財布持てばお金入ってくる的考え」のもう一つの意味ですが、それは、自分の周波数を変えるということです。
「お金がもったいない」と思う人は財布も安物にしてしまいがちです。でもそうした人はいつも小さいお金しか動かせなくなっていまい、お金の新陳代謝がおきません。
財布を高い財布に変えることで、「大きいお金を扱う人」のオーラが身に付き、自然とお金が動くようになります。
だから「宣言する」「心に決める」ということが大事で、それによって自分の周波数をあげることができます。
もっとも行動がともなってこそです。実際に曲を作りに行く時間と場所を設けるということが大事でした。
それと、「自分は新曲を作って歌っている」というイメージをもつことが、その周波数へよりつなげていきます。
ぼくの場合、歌を作れない人生なんてありえない。どうしても作りたい。作らないと前に進めない。そう思っています。
よく「なんで曲が作れるんですか?」と聞かれますが、それについて宇多田ヒカルさんがfeaturingした小袋成彬さんが的を射た発言をされています。
「つくらないと前に進めない。生きていけないから。」
ぼくも、ぼくなりに同じように思っています。自分でもどうして作れるかわからないところもあります。でもどうしても作りたいんです。
作れないことが、死ぬほど嫌なんです。クオリティーはそれぞれだとしても、自分がアウトプットするものとは、結局自分が求めているものの思いの強さの表れです。
あなたは人生で何をアウトプットしますか?
アウトプットする上での大切なこと
まとめていくと、自分がやってみたいアウトプットをするには、実際にしている自分をイメージして信じること。
それを実現するために心に決めて、実際に行う場と時間を設けること。
ふだんからインプットをためておくこと。
日常的に自分のアウトプットを客観的にみて、分析しておくこと。分析する目を養っておくこと。(これもインプット)
そしてどんな周波数のアウトプットをしているかを把握すること。クオリティを上げるには相手にどう伝わっているかを把握すること。
アウトプットがにがてなんですけど
いくらアウトプットが大事だと思ったからといって、人前での表現というアウトプットは苦手ですという場合があります。
ぼくは人前に立つのがあまり得意ではありませんでした。
ではどうやって克服してきたか。次回にまわしたいと思います。
明日の「人前であがるのを克服する」へ
おしまい
written by SEGE