ぎっくり腰を自分で治す治し方
明石家さんまさんが、ぎっくり腰は自分で治せる、とTVでよく言ってますが、自分ですぐに治せる腰痛と治せない腰痛があります。今回は簡単に治せる腰痛。
関連記事:ぎっくり腰を治すためにすること・してはいけないこと
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:50代女性
症状:腰を前に曲げると痛い
成り行きと見立て:職場の事務の方が腰が痛いというので、みてみた。
職場ではぼくはいろいろ治せる名で通っているので、何かと助言を求められる。
「ちょっと物を持ったら痛めてしまって。危ないなと思っていたんだけど。」
歩けているので、そんなに重症ではない。
かがむと痛いからそるのは大丈夫。
経緯からして、単純なぎっくり腰かな。
体をうごかす方法で治りそう。
まず、テスト
立位(立ったまま)で腰を前屈、後屈、側屈してもらう。
この時、痛みがある動きと痛みが出ない動きを把握。痛みがある動きは、無理して動かさないで痛みを感じた時点でそれ以上動かさないように注意。症状がひどくなるので。
痛みがあったのは、写真2番目の前屈と4番目の左側屈。だからその反対に動かせば、腰痛が緩和する。
つまり、右後ろに後屈する。↓
テストをもとに治していく
「右の後ろに反ってください。痛いですか?」
「痛くないです。」
「じゃあ、これを5回やりましょう。痛かったらその場でやめてください。」
「1,2,3,4,5。」
「じゃあいったん確かめます。痛みはどうですか?体を動かして確かめてください。」
「あれ!?痛くないです。軽くなってます。」
「じゃあ、さらに同じ動きを5回やりましょう。」
・・・
「今度は10回やりましょう。」
・・・
「どうですか?」
「すごーい!動けます。」
「そしたら今日は炎症があるかもしれないので、湯船はなしで、さっとシャワーだけ。
もし腰に痛みが出てきたら、今の運動を5回、もしくは大丈夫そうなら10回やってみてください。
1、2セットやって軽くなればそれ以上やらなくていいです。運動中に痛みが出たら、絶対続けないでください。」
翌日。
「腰どうですか?」
「治りました。」
まとめです。
痛みがある動きと反対の動きをする。例えば、左前屈(左斜め前に倒す)で痛いなら、右後屈(右斜め後ろに倒す)する。
この方法はとても単純ですが、急性の腰痛の多くに効きます。
こちらをぜひ参考にしてください。
ぼくのイメージだと、痛みが出る動きの時には、腰椎の反対側に炎症が出ていて、痛みが出る動きと反対の動きをすることで、その炎症が物理的に圧迫されて抑えられるというもの。
椎間板ヘルニアを治す理論です。
例えば時計でいうと4時の方向に体を曲げて痛いなら、10時の方向に炎症やヘルニアがある。
だから10時の方向に体を曲げると、炎症やヘルニアが抑えられる。頸椎(首)にも応用できます。
前後屈、側屈のテストは大事で、どの動きが痛いのか、動きと関係があるのかを確かめておくと、もし動きと関係ないなら違う原因が考えられる、となります。
おしまい
☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。
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ご拝読ありがとうございました。