足のストレッチの後痛くなった腰の痛みをとる
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆
解決度☆☆☆
対象:職場40代女性の太ももの内側の筋肉と腰痛。
症状:ストレッチをしていたら太ももの内側を痛めた。そしたらそのあとだんだん腰が痛くなってきた。
成り行きと見立て:
ストレッチを欠かさないとてもすらっとした細身の先輩。昔バレエをしていた方は体の可動域が狭くなることをとても不安に思います。
なので開脚としてストレッチをしていたら太ももの裏側を痛めてしまったそうです。
ストレッチで痛めてしまったことがまずショックだったそうですが、そのあとだんだん腰が痛くなってきて、それで逆に太ももの痛みは感じなくなっているそうです。
ぼくの見立てではこれは背部、腰部の疲れ、こりが原因です。背部、腰部の筋肉が凝っていることで、そこにつながる股関節、太ももの筋肉にまで柔軟性をなくさせています。
太ももも、腰も同じ左側ですし。
腰痛の治し方は簡単です。まずテストします。関連記事→ ぎっくり腰を自分で治す治し方
立位(立ったまま)で腰を前屈、後屈、側屈してもらう。
この時、痛みがある動きと痛みが出ない動きを把握。痛みがある動きは、無理して動かさないで痛みを感じた時点でそれ以上動かさないように注意。症状がひどくなるので。
今回痛みがない動きは、前屈と左側屈なので2番目と4番目。これを合体して、左前に体を倒します。
「まず5回やってください。」
「もどして痛みを確認してください。どうですか?」
先輩「少し軽くなった!」
「あと、腰の痛い部分を自分で指圧してみてください。その時、腰の痛みは軽くなりますか?太ももは?」
先輩「腰は軽くなります。太ももも痛くないです。」
「やっぱり腰からですね。5回左前に倒す運動を1日数セットしてください。ストレッチはしないでください。」
勘違いしている人が多いですが、ストレッチというのは可動域を広げ、筋肉を伸ばしますが、筋肉のこりはほぐれません。「柔軟」という名前が紛らわしいですが、決して筋肉が柔軟になっているわけではありません。
ストレッチはあまり健康に役立ちません。たとえ可動域が広がっても、筋肉がこってしまっていたら、結局動きが悪くなってケガの原因になります。
おすすめなのはストレッチではなく、ウォーキングやランニング、ジョギングです。体が柔らかい(この表現も紛らわしいですね)人は、可動域が狭くなることを不安がりますが、狭くなっても全然大丈夫です。
それよりも運動やマッサージをして筋肉そのものを柔らかくしましょう。
まとめです。
太ももにとらわれずに、もととなる部分を考える。この場合は腰。腰の痛みをとる方法は痛みのない動きを探し、それを繰り返す。体を健康にするにはストレッチではなく、運動をする。
おしまい
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