コーキング(シーリング)のカビを除去してコーキングしなおす
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆
技術度☆☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:4年目の洗面所の洗面台と壁の境のコーキング(シーリング)
症状:黒くカビが発生
成り行きと見立て:
妻「カビがはえてきたんだけど白くぬれない?」
(ぬる?)
おれ「ぬるにしても、同じようなコーキングを使うことになるし、表面だけぬってもはがれちゃうんじゃないかな。」
妻が言うより前にぼくはすでに考えていて、カビの部分をけずって新たにコーキングしようと思っていました。
おれ「あそこを削ってコーキングしなおすのはどうかなと思っていたんだけど。」
妻「え、いや、そんなことになるならいいや。」
(なぜ?)
おれ「ぬるにしても同じ材料使うし、そんな手間かからないよ。」
妻「うーん・・・。いや、いいや。」
我が家の夫婦の会話はだいたいこういう感じです。
なぜかこういうときによく引き下がる妻。自分の想像を超える手間に対して敏感なセンサーを持つ。
それはきっと自分に何かしらストレスを生む過程がありそうだと想像しているからと思われる。
ここでごりおししてもよくないというぼくのセンサーが働き、数週間がたつ。
こういう時は時間をおくことでソフトに物事を進められるのです。
この数週間の間にコーキング材はこっそり購入。あとはいつ踏み切るか。
ちょうど松本にgo to で1泊でいくことになり、ねがってもないチャンス。
なぜってコーキングが乾くのに24時間かかるから。
松本に行く前に提案。
おれ「ねえ、洗面所のカビ、やっていいかな?」
妻「え?いや、いいよ。」
おれ「大丈夫大丈夫。簡単だから。セットもあるし。それに松本に行くからちょうどいいんだよ。乾くのに24時間かかるから。」
妻「そうなの?じゃあお願いしようかな。」
(よし!!直せることの喜び!)
ということで作戦成功。
ちなみに今回紹介する、コーキングをカットして埋めなおす方法以外にも、薬品でカビをとる方法もあるようです。
でも、薬品で確実にとれる保証がないし、カットして埋めなおせば確実にカビはなくなります。
それと単純にコーキングをやってみたいというのもこの方法をとる理由です。
コーキングに慣れて腕を上げたいと思っているので。
必要なもの
・カッター
・マスキングテープ
・へら
・コーキング(シーリング)材
購入したのはコーキング材だけです。
コーキング材は一度開封すると、保存が利かないです。
使い切らないまま乾いて固まります。なので少な目に買いたいところ。
この量でも十分余ってしまうのでもったいない。ホームセンターで400円くらい。
今回は、洗面所の別の個所のひびの補修に使うことにしたので、この半分くらいは使うことができました。
それについてはまた別の記事で。
カビがあるところを取り除く
まずはカットしていきます。
壁際に残ったところにまだ黒いものがあったので、彫刻刀で削りました。
動画にもしてあります。
カットの仕方としては、洗面台に近いほうはカビがないので浅めでよいです。壁側はカビが多いので深めにしました。
また、全体が浅すぎてもコーキングが定着しない恐れがあるので、ある程度深くした方がいいかなと思います。
それとカットしたところは直線的に切ります。
コーキングをしたときに見た目がきれいになるようにです。
そういった形のきれいさだけでなく、コーキングの色の違いも考慮します。
新品に比べると以前の部分は劣化によって黄ばんでいると思われるので、新たにするコーキングは以前のに比べて白くなるでしょう。
それも考えて、たとえ色の差があっても不快にならないように、カットしたところはきれいな長方形になるようにしました。
マスキングテープをします
すでにあるコーキングのラインとずれないように、同じ延長線上になるようにマスキングテープをはります。
そうしないとテープをはがしたときに、コーキングがずれて仕上がってしまいます。
コーキング材を充てんする
まずは溝よりも多めに充てんします。
その上で、へらをつかってならします。
ここが一番難しいところ!
それだけに、動画とるのを忘れました!
これがならした状態です。マスキングテープの上に残っていても大丈夫です。
ただし、テープの表面にはむしろへらを押し付けながらならしていくような力加減がいいです。
そこがあまいと、コーキングの縁に厚みができて段差になってしまうので、厚みができないようにへらを使います。
段差があるとそこにゴミやカビができる原因になります。
4歳の娘が帰ってくるので、その時の手洗いで水がとばないようにガード。あとは24時間待つのみ。
乾燥に24時間
さて、一泊旅行から帰ってきました。ある意味帰ってくるのが楽しみだ!
運転で疲れているけど、気分はうきうきの夜8時。ガードの新聞をとるとこのように。
やはり新しいコーキングはまわりより白い。
そしてマスキングテープをはがすと。
拡大!!
おお!きれいだ!!
動画もあります。
妻「きれいだね!」
喜んでもらえました。これ重要。
まとめです。
コーキングのしなおしは、しあがりがきれいです。一度覚えると、いろいろな場所に使えるし、またカビが出ても対処できる自信にもなります。もし失敗しても、やり直しもできます。ただし、乾くのに24時間というのが長いですね。
コーキングはへらでならすのが一番の壁です。マスキングテープさえしっかりつけていれば、たとえ失敗してもテープの部分は汚れないので大丈夫です。
また、乾ききらないうちにテープをとると悲惨なことになります。
きれいな表面だったところもべとべとになったり、テープをはがすときにまわりにべたべたがついてしまったり。
はい、失敗したことあります。しっかり乾いていれば、なんならそこをもう一度カットしてやり直すことができます。
テープをしっかりはること。しっかり乾かすこと。これ重要です。
おしまい
☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。
プロの方からのクレームはお控えください。反対に耳寄りな情報、解決法を教えていただけたら大変ありがたいです。読者の方々にとってとても有意義なものになると思うので、ぜひ教えてください。
ご拝読ありがとうございました。