伸縮式の虫取り網の棒が抜けて壊れたのを直す【伸縮棒の直し方】
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆☆☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:息子、娘たちの虫取り網
症状:伸縮式の棒が途中で抜けて、しかも中の留め金がなくなってしまっている
成り行きと見立て:
ある日奥さんから、
「そういえば虫取り網壊れちゃったんだよね。」
こういうことを聞くのはけっこううれしいんですよ。頼られているようで。
しかも伸縮棒は過去に2回直しているので腕が鳴ります。
でも問題は、連結部分の中にある留め金がなくなっていることです。留め金がなくなったパターンは直したことがないので、初挑戦です。
主な道具と材料
寿司についてくる醤油皿をひらめきました。(何で持ってるの?)
それとニッパーを用意。
これは、留め金の代わりです。本来留め金は厚みの薄い金属の筒状の物です。
その筒状の部品の代用を、このペラペラのプラスチックで作ります。
作業
ニッパーとカッターでプラスチックをカットします。見たところ、1cm×8cmほどでしょうか。
8cmは長すぎるので、ほどよい長さにカットしていきます。
ほどよいとは、棒に巻き付けたときの長さのほどよさです。プラスチックが長すぎると、巻きつきの厚みができすぎて、棒が入らなくなります。
かといって、身近過ぎるとスポスポですぐ抜けてしまうので、何度かはめてみてお持ちの伸縮棒にほどよい長さに調整しましょう。ぼくの場合、上の方のが最終版です。
当然、棒の節の部分によって太さが違うので、壊れた場所に合わせてちょうどよい長さに調整してください。
いい感じにはまりそうな長さになったので、このまま入れていきます。
ぐいぐい。きつさがいい感じです。
だいぶ入りました。
手ではもうこれ以上入れられなかったので、ペンチを使いました。
はい、ぴったりな感じです。
問題点への対応
何が問題かというと、これでは修理としては不完全なのです。この段階ではスポスポ抜けないようにはめるという解決までがこぎつけています。
でも、このままだと強く棒を伸ばした場合にやはり抜けてしまうんです。
なぜかといううと、本来金属の留め金にはストッパーになる1mmほどの出っ張りがついていて、それによって棒が抜けないようになっているのに、このプラスチックの代用物にはそれがないからです。
なので、今回直した部分だけは今後伸縮はさせないという方針をとる必要があります。
でも、子供たちはそんな慎重に使えるわけありません。
「あっ、虫がいた!虫採ろう!棒を伸ばすとき、伸ばしちゃいけないところあったね。どこだっけ?ここかな?よいしょ・・・」
なんて慎重な子供いないし、もうそもそも壊れていたことなんて忘れてしまって、また伸ばしすぎて壊す、という感じですよね。子供って。
そこで、伸ばしちゃいけないところを固定することにしました。どちらかというと長くして使うことの方が重要な用途なので、伸ばしたまま固定する方針でいきます。
ビニールテープは経年劣化でべとべとになるので、いいものはないかなと物置を見るとアルミテープがあったので、「これだ!」と決めました。
巻いていきます。
きれいに巻けました!
完成!
ほかのところを伸ばせばこんなふうに。
まとめです。
伸縮式の棒は抜けてしまってもまた使えるようになります。中の留め金があれば直すのは簡単なので、抜けてしまったときはそれをまず探しましょう。はめかたは、この記事の方法と同じです。
指示棒やラジオのアンテナなども同じような仕組みですので、参考にしてください。
おしまい
ご拝読ありがとうございました。