買ってよかった2021
定期預金するならETF(上場投資信託)はじめよう
2021年、買う時に一番ドキドキしたのは、ワードプレス3年契約とETFです。
そのうち、ETFは貯金をしている人にはぜひおすすめしたいものです。
なぜ定期預金ではなくETFなのか
かつては定期預金は金利が高かったので、お金を預けておけばけっこう増えたものです。
ぼくは40代ですが、60代以上の人はかなり恩恵を受けたのではないでしょうか。
メガバンクに預金する意味はない
最近は例えば三菱などのメガバンクの普通預金で0.001%、定期預金で0.002%です。
つまり、100万円を1年間預けて10円や20円です。
1000万円を預けて100円や200円。
一般庶民が預けて資産運用できていると実感できるレベルではありませんよね。
もはやメガバンクに預ける意味はないといっていいです。
引き出す手間、手数料、銀行がつぶれるリスクなど考えたら、預ける方がリスクがあるといってもいいくらいです。
ネットバンクの金利はメガバンクよりも高い
目安としてメガバンクの約100倍と考えていいです。
ネットバンクというのは、メガバンクのネット上のサービスではありませんよ。ネットバンクとはそもそも店舗のない銀行のことです。
店舗がないのでその分金利を高く設定できています。
ぼくはしばらくネットバンクの定期預金で資産運用していました。
いままで使用したネットバンクは、じぶん銀行、ソニー銀行、住信SBI、オリックス銀行です。
ソニー銀行は一番長く活用しています。その理由は
・金利が高い
・ソニー銀行から他行への振り込みが何回か無料
・三菱銀行やコンビニのATMで預け入れ・引き出しができる
・少ない金額から定期預金を設けられる
・三菱銀行から毎月無料で自動振り込みできる
です。
金利はしばらく0.25%くらいのときがありましたが、現在では0.13%くらいです。
どんどん下がってます。
「くらい」と言っているのは、金利は1年の中で変動するので、0.13以下の時もあります。
2021年は最高で0.13だったと思います。記憶では2年前は0.15でした。やはり下がってますよね。
この0.13という金利が、現在では使い勝手のよいネットバンクでは最高だと思います。
住信SBIも同じくらいです。なので定期預金を作りたいとき、ぼくは住信が高ければ住信を使います。
ネットバンク金利ナンバー1はオリックス銀行
そして「使い勝手のよい」というのがポイントで、「使い勝手がわるい」けど金利がめちゃいいというのが、オリックス銀行です。
オリックス銀行は、基本的にATMを持っていません。
「え?」と思うかもしれませんが、そうなんです、ネット上でしかお金の操作ができません。
なのでお金を預けるときは、他行からネット上で預け入れします。
そして、基本的に100万円以上からしか定期預金をつくれません。
でも、その代わり金利が0.23%です。
ぼくはオリックス銀行を今でもかなり使っています。
理由は
・資産は1か所に集中しておくと、リスクが上がるから
・ETF購入のため、証券口座に資産全部を入れておいても増えるとは限らないので、数年後に使いたい資産を預けておく場所として利用
・ソニー銀行を使っているから
オリックス銀行を使うならソニー銀行も使っておきたい
どうしてソニー銀行がここで出てくるのかというと、ソニー銀行は他行へ手数料0で振り込みできるからです。
オリックスのようにATMのない銀行へ預けたい場合は、この「ソニー銀行は他行へ手数料0で振り込みできる」という制度を使えば、手数料0で預けられますよね。
そしてソニー銀行へはそこらへんのATMを使えば簡単に無料で預け入れできるので、
この一連の流れが無料でできます。
さらにソニー銀行では、100万円未満でも定期預金をそこそこ高い金利で設定できるので、オリックスに預ける前の準備金としてソニーにいったん預け、100万を超えたらオリックスへという流れにしています。
また、いったん、定期預金を作ってしまうと、期間満了までおろせないというリスクがあるので、預金全てをオリックスの定期にするということはしません。
また、どうしても金利を高くするには、定期預金の期間を長くせざるを得ません。
3年、5年物の方が高いです。
そうすると1年後、2年後に使いたいお金はオリックスに預けるメリットがなくなります。
そういうときにソニーの1年物、半年物などを利用しています。
ちなみにオリックスは50万円以上で2週間定期0.07%というのもあるので、それを活用する手もあります。
また、オリックス銀行は普通預金で0.01%ですよ。すごいですね。
さらに住信SBIとSBI証券で相互やりとりをするという預金のやり方もありますが、興味があれば調べてみてください。
なぜETFか
しかし、現在定期預金で運用するのはぶっちゃけめんどくさいです。
いちいち高いところをさがして、そこに資金を移して、満期になったらまた移して、最終的にはソニーからオリックスへとかやった挙句、1年でほんの数千円しか増えません。
例えば500万円をオリックス5年定期0.25%で預けたら、5年後に62500円の利子、つまり1年で12500円ですが、税金が引かれるので10000万円くらいですよね。
飲み会1、2回でふっとびます。
しかも500万円をまるまる5年間オリックスに預けられるということは、それ以外に自由な動かしやすいお金もないと生活は不安です。
年収が3けた台の人(わたしです)はけっこう難しい運用だと思います。
そうすると500万未満の定期だったら飲み会1回でふっとぶくらいの利子ですよね。
「これって資産運用?」
と思いました。
それで調べていくと、ETFを買っていって配当金で利益を得ていくという方法があるということを知りました。
結論から言うと、預金をしていくのと同じ感覚でETFを買いためていくということです。
この場合、ETFを売って利益を得るのではなく、ぼくはETFから分配される配当金を定期預金の利子のように考えています。
配当金とは、企業がその利益の中から株主に分配するお金です。これは株を売って手にするお金とは違い、ただ株を持っているだけでその株の数に比例してお金が配られるというものです。
ETFだと売った時の利益は年利5%くらいいける感じです。ぼくの場合、ETFを売るわけではないので、その5%はいつか売った時の利子だと考えていて、それとは別に配当金が2%くらいで入ってきます。
2%なので、定期預金最高値のオリックスの0.25%5年物と比べて、8倍くらいですね。
いつかこのETFを売った時には、その2%の配当金に加えて、株を売った利益が5%つく可能性があります。
配当金も、売った利益も上がり下がりのある相場ですので保証はできませんが、妥当なETFを購入していれば、配当金が安くなってもなくなるということはほぼないとぼくは思っています。
なくなったとしても総合的に見て、定期預金よりかは絶対ましだろうというのが、ぼくがETFを購入している大きな理由です。
今年1年でオリックスの8倍ということは、今後どれだけ損をしたときにオリックスの定期を下回るのでしょうか。
やはりだんぜんETFです。
もう一つ、ETFを運用した大きな理由は、時間を使わないことです。
株を売ったり買ったりということをしはじめると、とてもその勉強の時間はありません。レベル高すぎます。
いちいち株の動向を見ている時間もありません。
一発当てようという目的もありません。
ただ毎月少しずつ買っていく。ほどんど動向をチェックしなくていい。放っておいていい。
ETFはただ少しずつ買っていけばいいので、なので「定期預金のかわり」とぼくは思っています。積立定期という感じですね。
ETF(上場投資信託)とは
ETFとは株(上場している企業)の一種だと思ってください。株の寄せ集めです。それと、寄せ集め=投資信託だと思ってください。
だからETFは投資信託の中でも上場している企業しか扱っていないものということです。
信託というのは、つまりお任せするということで、どんな寄せ集めにするかは証券会社にお任せして投資するということです。
もちろん信託は優良企業の寄せ集めですが、その寄せ集めは証券会社に任されているとういうことです。だから「信託」ですね。
証券会社はいろいろな銘柄の寄せ集め商品を持っていて、それを我々が選んで買うということです。
寄せ集め(信託)の良さは、1企業に投資するのが株だとすると、その企業の株が下がればそのままリスクとなってきますが、信託は寄せ集めなので、1企業が下がっても大きな影響はありません。
反対にリターンも株投資に比べて低いですが。
この投資信託の中でも上場企業の寄せ集めに限ってできている商品がETFです。
だからただの投資信託に比べて信用が高いですよね。
ETFの中でも買いは米国株のETF
しかし、ETFの中でもいろいろあります。気を付けたいのが、配当金があるかないかです。
日本のETFは配当金がないと思ってください。株主優待は日本に特化した文化で、配当金の代わりのようなものです。
米国のETFは配当金が出るものが多いです。
この配当金をぼくは定期預金の利子と考えて、毎月貯金していくように毎月ETFを買っているという運用をしています。
なので定期預金の代わりとなる資産の増やし方を考えているなら米国のETFを買っていくというやりかたをおすすめします。
難しくないのか、リスクはないのか
ぼくも躊躇しました。でも、調べてみるとこれなら大丈夫かなと思えるようになり、2021年から始めています。
現状では、安定しています。ときどきチェックする程度です。
ETFを購入するまでの手順
1.証券口座を開設する。楽天かSBIかの2択でいいと思います。ぼくはSBIです。
2.証券口座にお金を入れる。ぼくは毎月三菱銀行から自動的に10000万円入れるように設定してます。あらかじめもっと入れておけば、買い増ししやすいです。
定期的に入金することも、入金したいときにすることもできます。
3.購入(買い付け)したいETFを決める。「定期買い付け」という設定で、毎月の何日にいくらでどのETFを何口購入するか決められます。
4.NISAで購入していけば非課税で運用できるので、利益の受け取り方法をNISAにしておく。
ざっとこんな感じです。SBIで感じていることは、サイトのレイアウトが非常に見にくく、ほしい情報やページにたどり着きにくいです。
なれてくればいいのでしょうが、そもそも初心者なので用語が分からず、それもあいまって、ぼくのニーズをすぐに満たしてくれません。
もしかして楽天も初心者には同じようにストレスかもしれませんが。
はっきり言ってサイトは使いづらいです。
でも安心してください。買いたいETFが決まっていれば、ぼくのような初心者でもちゃんと運用できていますので。
おすすめのETFはこの本で決めた
ぼくはこの本で定期預金をやめる決心をし、この本でおすすめの銘柄のETFに投資しています。
この本に限らず、最近は投資信託やETFが流行ってきているので、ぜひ情報を仕入れて勉強してみてください。
ぼくは決してセミリタイヤを目指しているわけではないですが、ETFとは何か、そのメリットが何かがよく分かります。
ETF購入のポイント
・一度に沢山買うと、リスクが集中するので、毎月買っていくなどとすると、リスクが分散する。
・ETF自体がリスク分散型商品ですが、1つのETFを購入するよりかは複数の銘柄のETFを購入する方がなおリスクは分散されます。米国のETFを何種類か購入すると分散されます。
・米国株市場は全体として成長を続けています。優良な米国株を20年以上持ち続けていれば下がっていないというデータもあるので、20年以上持ち続けるというくらいの気持ちで買います。
・一時下がっても気にせず買い続けます。下がったときほど買っておけば、むしろ将来的に上がっていくことが予想されるので、買い続けます。
・米国のETFの多くは3か月に1回配当金が出ます。3か月試してみて、配当金を実際に受け取ってみてからその後続けるかどうか考えてもいいでしょう。
・3か月運用して出てくるリスクはほとんどないですよね。開設費用もかからないし、勉強にもなるし、たぶんいくらかはリターンがあることがほとんどなので、むしろメリットしかないと思います。
ぼくの運用の仕方
ぼくはいままで定期預金に預けていたお金をETFに動かしてる時期なので、今は月に8万ずつくらい購入しています。そのうちもっと減っていきます。
プラスして、年2回のボーナス月に、普段は買えない1口あたりの値が高い銘柄を買っています。
あと、長期的に米国株は上がっていくということを考えると、早い時期に多めに買っておくことがよいのかなとも思っています。
それで初年度の2021年度はおよそ120万ほど6銘柄に分散して購入し、配当金は年4回配当され、2021年度は計160ドルくらい(約20000円)になりました。
また、奥さんには積立NISAをしてもらい、ぼくはNISAでETFを買いながら、ポイントで投資信託を買うということもやっています。
積立NISAとNISAは同一人物が扱うことはできないですし、積立NISAだけだと購入できる限度額が少ないし、いろいろ試すこともできません。
ちなみにidecoもやっています。idecoは定年までおろせないので、ほんの少額にしています。
積立とidecoは少額でローリスクローリターンの運用です。ポイントはもともとないようなお金なので遊びです。
NISAは冒険用という感じです。それでもETFどまりですが。
こうやって何か所かに分散することで、リスクを抑えたり、遊び感覚でやってみたりしています。
とにかく始めてみて、あとはやりながら少しずつブラッシュアップしていこうという方針です。
どうしてもリスクが気になる
また、投資に対してどうしてもリスクが心配という気持ちはよく分かります。ぼくもそうでした。
でも、考え方を変えてみたんです。
「投資のリスクってそんなに大きいのか?」と考え、生活上のほかの出費と比較してみたら、そんなに大きなリスクではないなと思えたんです。
そのあたりは、
を読んでみてください。
簡単に言うと、投資で5000円失敗したとしたら、それって大きな損なのかそうでもないのか。
まず、5000円の損を出すって、相当な額のETFを買わないとありえませんよね。
たとえ5000円の損が出たとして、5000円て月に1回飲みに行ったらなくなってしまう額ですよね。
今年60000円損した!と思っても、一か月にすれば5000円。毎月飲みに行くのを1回減らすだけで相殺できてしまいます。
そう考えると大したリスクではないなと思えたんです。
ETF購入にあたってブラッシュアップしたこと
・購入する日は給料日などに設定すると購入する人が多く、株価が高い傾向があるらしいので、9日とか、13日とか、中途半端な日に購入しています。
配当金の権利を得るには、その株の権利日という日の手前で株を買っている必要があります。
なので、その権利日の手前で購入するように権利日を調べてから設定しています。
・株価は変動しています。購入前に出される概算額と実際の購入額は変わってくるので、毎月入金している額がそのまま使われるわけではないです。
定期購入する場合はちゃんと定期入金している額で買えているか確認が必要です。買いたい額よりも多めに用意しておくとよいです。
その場合、余ってくるのでそのお金がたまればまた投資に活用できます。
・配当金はドルのままいただいています。円に戻していただくとその分減ってしまう可能性があります。
配当金のドルは再投資にまわせますし、ぼくは一定量たまるまではそのドルで外貨建の預金をしています。
ドルはドルのまま運用していき、いずれドルのままETFを買うということです。米国のETFなのでその方が無駄な出費がなくなります。
SBIのポイント投資はTポイントとポンタでできる
SBIはTポイントで投資ができるということで、そもそもはぼくはそれをスタートとしていました。たしか開設すると300ポイントもらえるみたいなキャンペーンだったと思います。
そのうち、これ続けても面白そうだなと思って、Tポイントがたまると投資信託を買うという習慣になりました。
投資信託を買っている理由は、単純にポイントではETFが買えないからです。
ポイント投資の投資信託もちゃんと+になっています。4銘柄に投資しています。投資信託だと配当金がもらえませんが、17000ポイントくらい投資して、株価は2600円分の利益になっています。
本当に遊びでやっているので大きな目標はポイント投資にはありませんが、例えばこれを売れば現金が手に入り、ETFに回すということもできるわけです。
また、最近ポンタのポイントもSBIで投資に使えるようになり、なんと両方とも同じ口座で使えます。
ぼくは基本Tポイントか楽天ポイントの2択でためてますが、近所のユニディでたまるポンタポイントのやり場に困っていたんです。
これでポンタポイントの有効活用ができます。
ポンタがたまれば投資信託を買い、Tポイントがたまれば投資信託を買う、という流れができています。
ポイントをため込んで、いつ使えばいいかタイミングが分からなくなっていた僕としては、めっちゃいい活用機会になったと思っています。
まとめ
投資や株と聞くと、とても興味があるのにどうしても手が出せない、まわりにも聞きづらい、という方が大半だと思います。
また、資産運用と聞いて調べても、つゆほどにもならない定期預金や学資保険などの話を聞き、それって資産運用なの?と思っている人も多いと思います。
計算してみたら、ほんのわずかな利子しか付きません。それは飲み会1回で吹き飛んでしまうような額だったりします。
いや、たいていはペットボトル数本買ったらなくなってしまうような額です。
「銀行に預けておくことで、定期的に購入しておくことで浪費を抑えている」
そういう効果ももちろんあります。それが必要な段階の人もいるでしょう。
でも、「運用して利子を増やしたい」ということが望みなら、もはや定期預金では絶対に満たされません。
また、idecoや保険では、満期まで待てないというデメリットがあります。
たくさんの額を保険やideco、長期の定期預金にしてしまうと、急にお金が必要なときに使えません。
ETFは長期的な運用にも、急に必要なお金にも対応できます。
必要なときはその分売ればいいからです。しかも、売った時、たいていは益がついてきます。
そして利率はどの預金よりも、保険よりも、idecoよりも基本的には高く、しかも別途配当金がついてきます。
リスクはないとは言えませんが、そのリスクをどう考えるかでぼくは一歩を踏み出しました。
やってみてだめならやめればいいのですし。そんな大きな損は短期少額では特にありえません。
また、海外では投資は一般的です。つまりもしも日本人を躊躇させているのだとしたら、それは考え方の問題だけなのかもしれないのです。
ちゃんと自分で調べ、勉強し、ローリスクローリターンからはじめていくことに、ぼくは全く損はなく、得しかないと思っています。
特に定期預金がたっぷりあるという人、ぜひETFにそのお金をまわしてみてください。
以上、2021年買ってよかったものでした!
おしまい
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written by SEGE