パニック障害を治す【決心をする】②
今日の前置き
関連記事:パニック障害を治す【決心をする】①
おはようございます。SEGEです。
おそらく当時ぼくの精神がおかしかったことに気づいていたのは、彼女くらいでしょう。「うつ病だと思っていた」とあとで言われました。
親や兄弟からも心配はされていましたが、実際にパニック障害の症状は誰にも気づかれていなかったと思います。顎関節症は相談にのってもらっていましたが。
音楽やっているときも、パフォーマンスを見て、まさかそんな苦しんでいるとは思われていなかったと思います。
表向きはそうだったりしますよね。
さて、パニック障害だったときは、不安が急に湧き上がってきます。
今の自分大丈夫だろうか。
この先もうだめなんじゃないだろうか。
とんでもない間違った道をぼくは今歩いているんじゃないだろうか。
その時の胸のゾワーっとした感じ。
そして言い表しようのない焦燥感。
その感覚は、実は今でも時々「フッ」と出てくることがあります。
もしかしたら誰でも多少はあるのかもしれませんが。
パニック障害が治ってから間もないころはその感覚が再び湧き上がってくることが恐怖でした。
「またあの日々にもどるんじゃないか。」
と。
でもそうしたときに早めにそれを断ち切れば大丈夫でした。
どうやって断ち切るか?
頭を振ります!!
ブルンブルン!!
そうすると不安とマイナス思考が消えます。
おそらく頭の中の神経回路を断ち切ってます。
冗談のようで本当です。
漫画とか演技とかで出てくるだけじゃないです。人間の本能です。
症状がひどかったときに、自然とそうやってました。体が欲しているんだと思います。
症状がでなくなってからは不安が湧き上がったらすぐに頭を振ることでリセットできます。
けっこうおすすめです。
今でもやりますよ。
現在パニック障害と戦っている友達にこれを教えたことがありましたが、苦笑していました。ひどい症状には付け焼き刃だと思いますが、軽い不安なら吹き飛びます。
でも、やはり根本的な問題に向き合わなければ、よくなってきません。逆に言うと、根本的な問題を解消すれば、よくなっていきます。
さて本題です。
パニック障害を治す【決心をする】②
薦め度☆☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆☆
技術度
解決度☆☆☆☆
対象:自分の心
症状:
突然不安が襲ってきて、動機がはげしくなる。気も荒くなる。
その場にいてもたってもいられないような気持ちになる。
だれかといても落ち着かなくて、相手の話が耳に入らなくなる。
ホームや踏切に立つと飛び込みたくなる。
電車内で混んでいると前の人の頭をぶんなぐりたくなる。
寝ているときの歯切りしがひどくて顎関節症になる。
外に出たり、人にあうのが怖い。
パニック障害がなおるまで(つづき):
①のつづきです。
今回これを書くにあたって、こんな記事に行き当たりました。
まさに今日書こうとしていることです。「自信」がパニック障害を治すということです。
ぼくの場合、「1年以内にメジャーデビューができなければ音楽から身を引く」と決めました。
その時は介護施設で働いていたので、そこをやめ、生きている間に必ず行っておきたい場所モンゴルにまず行きました。
その後「ギターのローンを返し携帯代も払いながら、沖縄東京を歌の稼ぎだけで3か月で何往復できるかのツアー」をし、何往復できたか忘れましたが見事達成。
そして結局デビューなんてできないまま期限を過ぎました。
ぼくはメジャーデビューなんてしたくなかったんだと思います。
その度胸もなかったとも言えるし、今思えば「音楽一筋で」というように道を一本にしぼること自体に不安を感じていたんだと思います。
心に折り合いをつけるために、宣言をして、意識して線を引いて、けじめをつけました。そうすることで人間は前進できることがあります。
「何かを選ぶことは、何かを捨てること」ということがよく分かりました。
現在はほかのこともやりながら音楽をやるということに充実感を感じています。
さて、期限をすぎ最後のライブを終えた後、僕は兄の治療院で働くことになります。介護をやっていたので体のことは詳しかったから、すんなりなじめました。
そして今の仕事につくための勉強を同時にはじめました。
少しすっきりした部分もありましたが、でも、まだまだ不安の日々は続いていました。本当にこれでいいのか、と不安があったからです。未練があったんだと思います。
ところがある日、大学の同級生の結婚式に出席したときのことです。
その時の同級生たちの立ち居振る舞いが年齢相応の大人としての立ち居振る舞いだったのです。
新郎のご両親にご挨拶する。
そんな何気ないことを、どぎまぎしてぼくには冷静にできなくて、「これはやばい」と思ったんです。
「おれは人間として遅れをとっている。」
「こんなことでぐじぐじしている場合じゃない。ちゃんとした社会人になろう。」
未練がましくまだ新しい道へ心が向ききっていない自分がものすごく恥ずかしくなったのです。
そこで決めました。
もう大人になろう。仕事をしよう。社会人になろう。
いや、それはすでに決めていたはずのことでした。
でも、わかっていてもそうなれていないなんてことは、よくあることです。
まさにそれでした。
きっとどこかにまだ逃げる場所を作っておきたかったんです。
そこに至るまで、いろいろな方の助言もありました。それなくしては変われなかったです。
でも最後に決めるのは自分です。
自分が決めなくてはいけません。「理解する」ではだめ。「決心」しなくてはいけません。
ぼくは人は化学反応を起こすと実感として信じています。
「決心」によって心が、それだけじゃなく、体の中が変わります。
体の不調がなくなり、のどもずっと調子が悪かったのがそれもなくなり、頭の中さえもすっきりしました。たばこも、なぜかすんなりとやめられました。
その半年後には今の仕事についていました。
逃げ道と未練を断ち切って、重荷がなくなり、今まで心配していた悪いことが起きないことも分かり、目の前の仕事だけに集中していきました。
実は仕事は仕事で大変でしたし、新しい大きな節目もあったのですが、体も頭も年々調子がよくなっています。
20代が一番調子が悪かったです。
まとめです。
迷いを断ち切り、心を決める。決心する
心の病は原因がどうしてもパーソナルなものになります。背後にあるストーリーはそれぞれ違いますが、ぼくの場合はこのようなケースでした。
パニック障害の一つの解決策は、一言で言えば「迷いを断ち切り、心を決める。決心する。」です。
前に進むには何かを捨てなくてはいけない時があります。自分の心の中には答えが本当はあるはずです。
それをやってしまいましょう。
おしまい
今日の関連記事:パニック障害を治す【決心をする】①
☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。
プロの方からのクレームはお控えください。反対に耳寄りな情報、解決法を教えていただけたら大変ありがたいです。読者の方々にとってとても有意義なものになると思うので、ぜひ教えてください。
ご拝読ありがとうございました。