今週のお題「今月の目標」
コロナ禍でスマホでツイキャスオンラインライブを2人で行うには
来月頭にオンラインライブをします。でも、いざやってみようと思うといろいろな壁があることが分かりました。
オンラインでの音声配信はスタンドfmですでに行っているんですが、それは音声のみ、一人配信、録音というやり方なので、スマホ一つで簡単に配信できます。
それと、2月に行ったオンラインライブは、出演者4人で生配信だったのですが、それは音声のみで、トークは生ですが曲の部分のみは録音にしました。
それは収録場所がせまいため、生演奏を密にならずに行うことができなかったからです。
しかし今回は違います。
2人で出演し、動画生配信、演奏も生配信なんです。
それと前回は共演者にツイキャスを設定・配信してもらったのですが、今回はぼく自身が進めていかなくてはなりません。
では何が問題なのか、どう解決していっているのかお話していきます。
問題点や課題リスト
・ツイキャスで配信する基本的なこと
・放送中動画を流したい
・複数の値段のチケットを設定したい
・演者が距離を開けなければならないので、カメラとなるスマホを遠くに置くことになる
・カメラが遠いと、演者の表情が見えにくい
・映りを考えると、スマホの位置は決まるが、そうするとギターの音を大きく拾ってしまう
最初の3つについては、ツイキャスのプレミア配信をはじめるとマニュアルが来るので、それで解決しました。
後の3つについて、紹介していきます。
音声配信にはない動画配信の難しさ
音声配信の時は、動画の映りを気にしないのでスマホをどこに置いてもかまいません。
音の拾いがよいところを探して、一番バランスのよい位置を探せばいいですよね。
でも動画配信の時はカメラ、つまりスマホの位置は決まってしまいます。
そして一人での演奏ならまだしも、二人で出演するとなるとコロナ禍なので距離を開けねばならず、二人を映すにはその分カメラは遠くになってしまいます。
そうすると何が問題なのか。
一つは、カメラの位置が決まっているのでカメラは低めの位置になり、ギターの音を大きく拾うため、ギターの音が耳障りになることです。
これは楽器を弾き語りする人が直面する問題です。
もう一つは、演者の表情が遠くて見えにくいということです。
ギター弾き語りの動画配信における音のバランスの問題を解決する
音声だけの配信なら、スマホを高い位置に置いたりぶら下げたりすれば声を大きく拾ってくれます。
実際ぼくはスタンドfmでの配信は、譜面台をえらい高く伸ばして、そこにスマホを置いて音を拾っています。
でも、動画配信の場合、スマホをそんなに高い位置に置くわけにはいきません。
演者を上から見下ろす映りにしかなりませんので。
さて、どうするか。これを解決するために、スマホの内臓マイクで音を拾うのをやめ、外付けマイクを使用することにしました。
外付けマイクだとなぜこの問題が解決するのか?それは、ケーブルがついているために、スマホから離れた位置にマイクをセットできるからです。
スマホは画面映りがいい場所に置き、マイクは音のバランスのよい位置に置けばいいからです。
マイク選びの条件は、
・ケーブルでつなげて、スマホから遠くにマイクを置けること
・スマホに簡単に接続できるということ(USB接続)。
・音質がスマホより落ちないこと
の3つです。
このYouTubeの方の配信がとても参考になりました。配信内では1つグレードの高いマイクを推してますが、ぼくはいい音さえ拾えればよいので配信内でも少し紹介されているマイクを購入してます。
このマイクです。
このマイク、入力の音量を調整できるつまみがついているので簡単に音量を調整できます。音質は、スマホの内臓マイクよりいいです。あと、三脚は付いてきますよ。
一つ気を付けてほしいのは、ぼくのスマホはiphoneなのでUSBの先っぽにライトニングに変換するアダプタをつけなくてはならないことです。
しかもただ変換するだけでなく、同時に充電できるものがいいです。
そうでないと長時間の配信を行う場合、途中でスマホが電池切れになる可能性があります。
これ結構大事ですよね。
今週スタジオで実際に試してみました。
音声のバランス問題、ばっちり解決しました。でも、まだ一人でのテストなので、来週2人での演奏で試したいと思います。
演者の表情が遠くて見えにくい
この問題は一見すると、「マイク問題で解決するのでは?」と思うかもしれません。
ところがそれは被写体が遠くても音はちゃんと拾うということが解決しただけで、それだけでは同時に二人を近くで映すことができません。
ではどうするか。
それには、ツイキャスのプレミア配信の「コラボ配信」を利用するとよいのではと気づきました。
ツイキャスのプレミア配信とは
プレミア配信とは、ツイキャスの審査を通過した人だけが行える配信です。プレミア配信ではチケット制の配信ができるため、決済系の審査を通過する必要があります。(配信実績を問うものではないです)
通過するとチケット制の配信ができ、配信の時間制限は通常が30分なのに対して最長で8時間になります。
そしてコラボ配信もできます。これは、同時に複数の人が配信できるものです。
主催者が画面いっぱいに映っているのに対して、コラボに呼ばれた人はその画面に重ねて小さめに映ります。
そのやり方はマニュアルを見てもらうとして、問題は二人の演奏の音をずれずに配信できるかということです。
二人の演奏の音をずれずに配信できるか
かりにコラボする二人が同時に音声をやりとりする場合を考えます。ツイキャスは発信者の音などは数秒遅れて受信者に届きます。
コラボする二人が別室や遠くにいれば、音を出した人と聞いた人との間で時間差が出てしまい、同時に演奏すると、ずれずれになります。
今回は二人が同じ空間で演奏するので、音のずれはなくなりますが、反対にハウリングやダブリが発生する可能性があります。
まだやってないので実際どうなるのか分かりませんが、二人のスマホから二人の音を拾うという状況です。(問題が起きない可能性もありそうです)
顔の表情を見てもらうためにスマホをそれぞれの顔の近くに置くとなると、2つのスマホの位置は遠くなります。2つのスマホを同じ場所に置くことはできません。
解決策としては、ぼくの相方のスマホは音声をオフにしておいてもらうということです。
音はぼくのスマホにつけたマイクからのみ拾うということにすれば、音の問題は解決すると思います。
もう一つ、番外編で問題がありました。
動画を、音声のトラブルなしに配信できるか
これは演奏とは直接関係ないので、番外編とします。
今度のオンラインライブはお世話になっている飲食店の支援を目的としているので、そのお店の紹介動画を流したいんです。
ツイキャスで動画を流す場合、「シアター」という機能を使うのですが、その場合配信側端末にイヤホンなどをささないと音がダブって視聴者に届く、とツイキャスのマニュアルにあります。
何が問題かというと、オンラインライブ中はマイクをスマホにさしているんです。
そうするとイヤホンはさせません。
これを解決するには、マイクをそのときだけはずしてイヤホンをさすか、それとワイヤレスイヤホンを接続するかです。
手間がかかりますね。これも近日中に試してみます。
果たしてうまくいくかどうか。
本番まであと約1か月です。テストを重ねて、視聴者の方々にストレスなく楽しんでもらえるよう準備したいです。
でもこういう試行錯誤って楽しい。各問題点が解決したらこの記事は更新します。
がんばりまーす。
さて本番が終わりました
あれから約1か月。ツイキャスのライブが終わりました。
しかも、無事配信できました!
最終的にどのようなセットで行ったかというと、コラボ配信はせず、1画面に2人映るスタイルにしました。
演奏中は立ちで、トークの時は画面に近づいて座りでというようにしました。演者は、演奏中は腿から上、座りの時は腹から上が映るという感じです。
座りで近づくのはトーク時の声が立ちの位置だと拾いにくいことと、落ち着いてしゃべれることと、画面上に出てくるコメントが読みやすいためです。
動画を本番中に流すというのもうまくいきました。
モニターとしてノートPCを用意して、視聴者からどう見えているかを見ながらできるようにしたのですが、音声がもれるとその音をまたマイクが拾ってしまうのでイヤホンをPCにさしました。
そのために、違うアカウントでチケットを自腹で購入して視聴し、それをモニター用としました。
また、ツイキャスは本物に比べて音と映像が視聴者にはかなり遅れて届きます。
なのでモニターのノートPCの映像はかなり遅れていますし、音声もかなりずれるので、音漏れがするとけっこうやりにくいです。
あと、実はツイキャスで動画を流すときはシアターパーティという機能を使うのですが、こちらが配信した動画を視聴者が見るには視聴者側でも再生ボタンをクリックしないといけません。
つまり、再生開始のタイミングがこちらやほかの視聴者とどんぴしゃになりにくいです。
なので動画を再生中に動画を説明するためにしゃべってしまったりすると、こちらが意図した場面とずれて視聴者に説明が届くことがおきてきます。
でも動画に説明を加えたいこともありますよね。もしかしたらうまい方法があるかもしれません。
今回はシアターパーティ中はしゃべらないようにしました。
ということで、以上のセッティングでうまくいきましたが、今後はリアルとオンラインのハイブリッドで可能性も見えてきました。
そうするとさらに複雑なセッティングや新たな機材が必要になってきそうです。
さてどうなっていくでしょうか。
おしまい
written by SEGE