手首の痛みなのに肩が原因
手首の痛みがどうしても治らない。手首に何をしても効果がない。今日の記事は、そういうときに参考にしてください。
薦め度☆☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆☆
技術度☆☆☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:職場41歳男性の左手首の痛み
症状:手をついたり、親指を握るような動きで手首が痛む
写真のようにぼくの手に抵抗させると痛みが出るそうです
成り行きと見立て:
同僚が週末に河川敷で遊んでいて、手首を痛めたと話しているのを聞き、見ると手首に湿布と包帯が。
これは出番だと思い、詳しく聞いてみると、6年生の女の子の両手をもって、振り回していたら痛めたとのこと。
手首が痛いから手首に湿布するのは間違い
同僚は手首に湿布をし、包帯で巻いていました。
でも、手首が痛いからといって手首にいくら何をしても治らないことがあります。
そういう場合は、手首に関係する筋肉、つまり前腕の筋肉をまずはあたってみます。
そして、それでも効果がなければ肩に原因があります。
今回は手をついたり、手を握ったり、親指を握ったりすると痛いということでした。
ぼく自身、手をついて痛いときに、兄が肩に手当てをして解決しました。
今回の同僚の件も、肩への手当てで劇的に改善しました。
まずは前腕(手首からひじまで)の手当てで確かめる
力の入れ方からしておそらく強く握っているので、手首ではなく、前腕の肘に近いあたりにまずあてがつく。
手首につながっている筋肉が肘についているところ。写真の赤丸のところをおさえると、「痛い」。
でも、そこが痛むかわりに、手首の痛みはなくなります。ここをおさえた状態で痛みがでる動きをしても、痛みが出ません。
ということでまずはそこを手当て。痛みのポイントをぎゅっとします。すると手首は痛みません。
痛みが何割か軽減し、翌日の様子を見ます。
肩に手当てをすることで痛みが半分以上軽減
翌日、痛みがもとにもどってしまったということなので、前腕では根本的によくならないと判断し、肩にアプローチ。
そもそも原因は人を両手で持って振り回していたということなので、肩の筋肉を強く使っています。
するとここをおさえると痛いと。(赤いところ)
でも、ここをおさえていれば手首の痛みはなくなります。ついでに前腕も痛くなくなります。
そこで肩回りの筋肉をほぐしていきます。さっきの痛い部分の周辺と後ろ側もやっていきます。
ほぐしかたは、つめをたてて、筋肉を少しぐりぐりしていく感じです。鈍っている筋肉を覚醒させていきます。強く押し付けるというより、少し押し付けた状態でずらす感じです。
傷つけないようにしましょう。
肩の後ろ側も。
これで痛みが10割から4割に減少しました。
毎日やるとさらによくなるので、何日か様子を見ます。
「手首の痛み=手首に原因」ではないので、湿布や整形外科の治療では治りません。それでもしばらくしたら時間経過で感じなくなります。
でも故障は眠ったまま、ほかに影響が出てくることになります。
「感じなくなった=治った」ではないので気を付けてください。
まとめです。
手首が痛いからといって手首に原因があるとはかぎらない。肩の筋肉をほぐせば治る可能性があります。
おしまい
ご拝読ありがとうございました。