誰でもできる、筋肉をほぐす方法【横引き】
たびたびこのブログで出てくる「横引き」について紹介します。
横引きとは
これはだれでもできる手当ての方法です。
でも、マッサージや指圧に並ぶほどの手軽さでありながら、ほとんど世間に知られていません。
自然形体療法に通じている方は知っていると思いますが、普通の方は知らないですよね。
横引きは、その名の通り筋肉を横に引きます。
横に引くとは、筋肉の繊維に対して垂直に筋肉をずらすということです。
そして、指圧のように押さないので組織をつぶしません。
それでいてしかも指圧よりも筋肉をずらすことができます。
指圧はツボを刺激するという効果がありますが、その点では横引きはツボは関係ありません。
しかし、筋肉をほぐしたり、疲労物質や痛み物質を代謝させる効果があります。
それは筋肉を大きくずらすことができるので、それによって筋肉の中にある疲労物質や痛み物質を動かすことができるからです。
横引きのやり方
横引きのやり方は簡単です。
動画を見てみましょう。
筋肉繊維に対して垂直方向にうごかしてますよね。
腕のように筒状の箇所だけでなく、平面でもやれます。
筋肉をずらすのは往復、どちらの方向も有効です。
①軽く圧してずらす。
②ずらして少し止める。
③力を緩める。
これだけです。少し止めるのがコツです。
自分で自分にやるなら、片手でしかできないところもありますが、足なら両手でもできますよね。
こんな感じに。毛が汚らしくてすいません。
横引きと筋膜リリース
最近はテレビでも筋膜についてふれている健康番組が増えてきました。
筋肉を包んでいるうすーい膜です。
体の不調は筋肉のこりだけでなく、この膜の柔軟性がなくなっていることでおきているそうです。
この膜が堅くなっている部分ではこりが強く感じたり、関係する関節の動きを制限したりします。
この筋膜を伸ばして筋膜のかたよりを戻すのを筋膜リリースといいます。
横引きは動かし方を見ての通り、この筋膜も動かしています。
筋膜と筋肉が互いにずれることで互いに活性化します。横引きも同様です。
ただ、横引きは筋肉繊維に垂直に動かしますが、筋膜リリースは筋膜と筋肉にずれを及ぼして筋膜を伸ばすことを目的なので、筋肉繊維に垂直でなくてもよいというところが違います。
より広範囲にずらし、筋膜を伸ばした状態で10秒~30秒キープし放すというように行います。
これは少し難しい技術なのでご紹介まで。
横引きの応用
横引きの基本は分かったと思います。
これを応用していろいろな手当てができます。
例えば横引きをずらした状態をキープしながら関係する関節を動かせば、大きく筋肉が伸ばされるのが分かると思います。
そうすることでより影響が大きくなり、痛みを取り除くことができることがあります。
まだ紹介してませんが、捻挫にもかなり効果的です。
まとめです。
横引きで筋肉をほぐすことが誰でもできます。ただ筋肉を横にずらすだけです。
・筋肉繊維に対して垂直方向に筋肉をずらす。
・腕のように筒状の箇所だけでなく、平面でもやれる。
・筋肉をずらすのは往復、どちらの方向も有効。
①軽く圧してずらす。
②ずらして少し止める。
③力を緩める。
おしまい
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