腹痛をすぐ治すツボ
今日の前置き
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おはようございます。SEGEです。
今日の投稿にはツボが出てきます。ツボというのは東洋医学の考え方です。
体をめぐる経絡(けいらく)の上にあるポイントです。マンガ「北斗の拳」でいう秘孔(経絡秘孔)はツボと考えていいでしょうね。
日本人はツボと聞いてわりとピンときますよね。でも経絡というとなんだかはっきりはわからないのではないでしょうか。
ぼくの兄の治療院でに2年ほど働かせてもらったので、その時いろいろなことを学ぶことができました。
体の構造や仕組み、筋肉の名称、治療法などです。兄は接骨医だけでなく鍼灸(しんきゅう)の免許も持っているので、経絡も心得えています。なので、ぼくも少し理解しています。
おかげでぼくは当時の経験をベースに今でも独自の知見を深めていますし、こうしてブログでお伝えできるようになっています。
さて、経絡とは「気」の通り道です。そしてツボは気のたまる場所です。ツボを押すことでそこにたまりすぎた気を分散させたり、逆に気が足りないツボを活性化させたりします。
その時気が移動する道筋が経絡だと思ってください。こうした考え方は古代中国で発達した医学がもとになっています。
線路が経絡、駅がツボ、そこを通るのが気、と表現している方もいます。
どこを押すとどうなるのか。どこのツボとどこがつながっているのか。それを見つけてきた中国医学はすごいです。
ちなみにヨーロッパのアルプスで氷漬けになっていたミイラ「アイスマン」は5000年前の遺体ですが、遺体を調べると入れ墨があり、鍼(はり)治療が当時のヨーロッパで すでに行われていたのではないかとのことです。
NHKスペシャルでやっていました。以下参照。
アイスマンの刺青と鍼治療 | 鍼灸学術情報 | 森ノ宮医療大学 鍼灸情報センター
なので東洋医学のものと思われていた鍼や経絡の考えといったものは、実は源流はヨーロッパである可能性があります。少なくとも東洋独自のものではないようです。
とにかくそうして経絡図というものができあがっています。
例えば→経絡とツボ~翁鍼灸治療院
ただし「科学的に根拠は?」と思う方はもはやこの話についていけないかもしれません。でもそれはもったいない話です。現に効果はあるからです。
それに現代の西洋医学でもその効果は認められてきていますし、鍼治療も、医師の許可で保険適用されるものもあります。
少なくとも血液やリンパの流れと相関があるはずです。しかし、「気」や「経絡」の妥当性についてはまた別の機会にゆずりましょう。
今回息子のお尻のツボを押して腹痛を治しましたが、ぼくとしてはツボを押したという感覚ではありません。
いちいちツボとその効能を調べるとか、記憶していたということでもなく、もはや感覚で「ここかな」というやり方です。
一度経絡というもののおよそのことがわかったり、何度も体をいじったり、自分の体で感じているうちに、
「こことここはつながっているな」
「ここはここをさわると変化する」
「ここはいつもほとんどの人が痛がるところだな。重要な場所だな。」
という経験が積まれていきます。
そうすると、「腹痛かあ」「じゃあ背中堅いかも」「それもだめならお尻かな」となるわけです。
お尻の中でもおしりのくぼんでいるあたりは、指圧するとひんぱんに強い反応が出てくるところです。
ほとんどの人はすごく痛いです。ということはお尻の筋肉はほとんどの人は固くなっているということです。
なので普段からそこをマッサージしておくことはとてもいいことですよ。腰痛や冷え性によいです。
例えばお尻の下にテニスボールを置いて寝ながらごろごろするとか。
さて本題です。
腹痛をすぐ治すツボ
息子のお尻です。
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆☆
解決度☆☆☆☆
対象:小2の息子のお腹
症状:風呂上がりにお腹が痛いと言ってきた。ただしはっきりとここが痛いというものではない。
それにしても風呂上りにいろいろと訴えることが多い。風呂上がりに訴えるということに、なにか因果関係があるのでしょうか。わかりません。
入浴後は上がった体温が下がるからかもしれません。
成り行きと見立て:
胃や腸が悪いときはその裏側の背骨の際を指圧してよくなることがある。
背骨の際を指圧してみたが、効果なし。
ストレートにお腹をマッサージしてみたが効果なし。
ひょっとしてと思い、お尻を指圧してみたら効果あり。指圧した部分に強い痛みを感じ、お腹の痛みがその代わりなくなる。
これも、治すポイントを見つける一つの方法で、訴えた痛みと違う部分を指圧すると、指圧したところが痛み、訴えた部分の痛みは消えるパターンです。
それは本もとは、指圧した別の場所にあるということです。こんな場所のツボを押します。動画を見てください。
「環跳(かんちょう)」とか「臀中(でんっちゅう)」といったあたりのツボのようです。
私「ここ痛い?」
息子「うわー!すげえ痛い!でもお腹痛くない!」
指を放す。
私「どう?」
息子「5分の4!(が治った)」
指圧1回目で8割解消!指圧でかなり痛みを訴えますが、指圧を強めるとお腹の痛みが軽減するので、手加減せずにぐいぐい押した方が治るパターンです。
体をよじらせながら、もだえながら、でも楽になっていくのがわかり、「また押して!」と求めてきます。
指圧を繰り返すたびに軽減したか質問します。
2回目
息子「5分の4の4分の3になった!」
3回目
「その3分の2。」
4回目
「その0.1。」
痛み軽減の表現の仕方、小2なので理解してあげてください。やるたんびに痛みが激減していってるということです。
私「もう治ってるんじゃない?」
息子「もういいかな。」
翌日。また風呂上りに「お腹が痛い」と言ってきた。
私「昨日と同じ?」
息子「昨日より軽い。」
私「じゃあよくなってる?」
息子「うん。またやって。」
指圧は相当痛いのに求めてくるのがうける。こりずに2日目もお尻を指圧。1日目よりも早く痛み解消。
それ以降痛み訴えません。
考察:腹痛には様々な原因のものがあるので、これはあくまでも一例です。ただし、うんちをしたい系の痛みではないので、それが手当てのヒントになり、お尻の指圧になりました。
今回押したツボは「環跳」や「臀中」。腰痛や冷え性に効果があるツボだそうです。要するに腰のまわりがこっている場合に効果があるツボ。
腰がこっているのが腹痛の原因だったんだと思います。
それと、お腹を下す系の腹痛でも背骨の際あたりの指圧で楽になることもあります。
腹痛と言っても指圧でも治る場合があることを知っておくと使えますよ。
まとめです。
腹痛が消えるツボを探し、お尻のツボ「環跳」や「臀中」を指圧する。
おしまい
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