ケルヒャーを使いすぎた肘の痛みは肩から治す
薦め度☆☆☆☆
真剣度☆☆☆☆
難易度☆☆☆☆
技術度☆
解決度☆☆☆☆
対象:職場50代男性の肘
症状:肘を曲げると肘が痛い。半年くらい前から痛い。本人は全然治らないから靭帯がやられていると思っている。
成り行きと見立て:
ケルヒャーを下向きに振って使っていたら肘が痛くなったそう。
(ということは、肘を使っていたんじゃなくて肩を使っていたんだろう。)
写真のように、肩を内側に振るときに使うところ、大胸筋とかが肩にくっつくところを抑えて腕を動かしてもらう。
このように動かしてもらいました。(プライバシー保護のため、ポット君に代用)
「肘を動かしてください。どうですか?」
「え?あれ?痛くない。なんで?」
「じゃあ、繰り返し動かしてください。」
抑えていたところを放して、「痛みを確認します。動かしてください。どうですか?」
「痛くない!なんで?知ってたの?何で肩なの?」
「いや、今見てそう思いました。ケルヒャーの使い方からすると使っていたのは肩の筋肉です。」
「え?これって筋肉なの?靭帯じゃないの?」
「筋肉です。ていうか、どの症状も普通は筋肉です。物理的に関節内を損傷するのはけっこうな大けがです。肩の筋肉を使い過ぎでその延長にある肘の関節のバランスが悪くなったと思います。」
「痛みがまた出てきたら自分でやってみてください。同じところを自分でマッサージするといいです。」
まとめです。
痛みがあった場所にとらわれずに、痛くなった時にしていた動作から使っていた筋肉を割り出す。その筋肉にアプローチする。
今回も痛みが出た場所とは違う場所にアプローチしています。ついつい人間は症状を感じる場所にフォーカスしてしまいますが、原因は違うところにあることを忘れないようにしましょう。
全記事一覧の「患部と違うところを指圧して、関節を動かして治す」に関連記事があります。
おしまい
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