自分でなおす!物も体も心も!

素人が何でも自分で直す・治す記録。日常で壊れる物、痛む体、悪い癖、物も体も心もなおす小ネタから専門的なことまで。直らない時もあるけど。それも含めてぜひご自分の生活に活かしてください。written by SEGE

首を痛めたらまず必ずこれをやるとたいてい治る

首を痛めたらまず必ずこれをやるとたいてい治る

f:id:SEGE:20211218190855p:image薦め度☆☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆

難易度☆☆☆

技術度☆

解決度☆☆☆☆

対象:9歳の息子と5歳の娘の首の後ろ側

症状:なんでよりによって同じ日に二人して首を痛めるのか。

息子は首を後ろに反らしたときに、娘は首を前に倒したときに痛むそうです。

 

見立て

不思議でならないですが、これはむしろ好都合で、首の痛みに効果的な治し方を紹介するちょうどよいチャンスです。

 

ちなみに寝違いにはあまり効果はありません。寝違いはもっと根が深く、背部全般がこっているからです。

 

ただし、一応このやり方をためした方がいいです。痛みが軽減する可能性はとても高いからです。

 

このやり方は、後ろに反らしたときが痛む時の場合により効きます。なので息子はすぐに治りました。

 

また、娘の方は、もうひと手間かかりましたが、ほぼ同じ原理で治しています。

 

首が痛いときにはまずこれをしよう

まず相手に首を前に倒してもらいます。

 

こちらは肩甲骨の間くらいのところの背骨の両側に、背骨を挟むように親指を当てます。

 

その状態で首を上げて後ろに反らせるところまで上げてもらいます。その時、こちらの親指は背骨から離さないように、浮かないように、おさえたままです。

 

途中で痛みが出てしまうようだったら、その時点でこのやり方はやめてください。

 

痛みがないようだったら、続けます。

 

次に、親指を一つ上の背骨に当てて同じ動きをしてもらいます。

 

背骨を一つ一つ上がっていって、首の一番上までやります。

 

ただそれだけなので、誰でもできますよ!

 

動画を見ると分かりますが、息子はこれで痛みが0になっています。

コツは?

当てている親指は、ぐっと押し付けるのではなく、背骨の動きに合わせて触っておいてあげる感じです。

 

また、変にこちらがぐいっと背骨をそらせるように力をこめる必要もありません。

 

あくまで、背骨の動きに合わせてあげる感じです。

 

さわっておいてあげることで、背骨や首の骨が動きとともに矯正されていくと考えてください。

 

首を前に倒すと痛い場合は、首の前側の「胸鎖乳突筋」などにアプローチする

娘は息子とは違い、首を前に倒したときに痛みが出ていたので、さっきのやり方だけでは痛みは完全にはなくなりませんでした。

 

単純に考えて、後ろに倒したときに痛かったときは、背部に手当てして治ったので、前に倒して痛いときは、前側に手当てするとよいのだと考えました。

 

首の前側の筋肉で主な筋肉は胸鎖乳突筋です。

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この周辺に今度は人差し指と中指を当てて、首を前に倒したり首を横に回してもらいます。

 

胸鎖乳突筋だけでなく、その周りの筋肉をさわってあげ、親指は首の後ろ側にあるので、それらの筋肉を少しはさんであげる形になります。

 

これで治りました。

 

詳しくは動画を見るとやり方が分かりやすいのでぜひ見てくださいね。

youtu.be

まとめです。

首が痛いときはまずこの方法をやってみよう。軽い症状ならすぐに治りますよ!

 

おしまい

 

今日の関連記事:首の筋を痛めて、振り向くと首が痛いのを治す 

 

☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。

プロの方からのクレームはお控えください。反対に耳寄りな情報、解決法を教えていただけたら大変ありがたいです。読者の方々にとってとても有意義なものになると思うので、ぜひ教えてください。

 

ご拝読ありがとうございました。

妻の母からのクリスマスプレゼント

 今週のお題「最近あったちょっといいこと」

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妻の母からのクリスマスプレゼント

昨日帰宅するやいなや、玄関で5歳の娘が、

「見て!これもらったんだ!」

と嬉しそうに新しい服を見せてきた。

 

胸下から2重のスカートのようになっていて、外側はレースというか、透けて見える生地。

 

いかにも娘が好きそうな服で、ものすごくうれしそう。

 

「おお、よかったね!」

 

「とうちゃんもあるよ、見てみて。」

 

(ん?おれ?何のこと?)

 

そして最近ハリー・ポッターの本にはまっている小3の息子が、

「ほら、新しい本!」

と言って見せてきた。

 

「すごいじゃん!新しい本じゃん。前のもう読み終わったの?」

「そうだよ。」

 

そしてさっき娘が言ってたの何かなあと思いリビングに行ってみると、包装紙につつまれたものが置いてある。

 

ぼくの名前が書いてある。

 

ちょっと事情が分からないので、

「これなに?どうしたの?」

と聞いてみると、

「ばあちゃんからだよ!」

と。

 

「えーーー!?ばあちゃん?!うれしぃーーー!ありがたいねえ。父ちゃんに?!」

 

新潟にいる奥さんの母からの贈り物なのだ。

 

風呂から上がった奥さんにきくと、我が家全員がもらったのだという。

 

開けてみると靴下が入っていた。ぼくは親指の爪が鋭いからすぐに靴下に穴が開く。

 

靴下はなんぼあってもいい!!ありがとうございます!

 

息子はハリー・ポッターの本を買ってもらったそうだ。なるほど、さっき言ってたのはそれだったのか。

 

いや、しかし奥さんのお母さんから贈り物とは、こんな有難いものはない。

 

食べ物はよく送ってくださるが、こうしてクリスマスプレゼントとして贈り物をくれるなんて初めてだし、温かく見守ってくれていることに感謝。

 

以上、ちょっといいことでした。

 

おしまい

 

つまずいた後の足首の痛みを治す

 つまずいた後の足首の痛みを治す

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薦め度☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆

難易度☆☆☆☆

技術度☆☆☆

解決度☆☆☆☆

対象:5歳娘の右足首

症状:歩くと痛い。かなり足をひきずっている。

 

成り行きと見立て

娘はしょっちゅう足首などの痛みを訴え、だいたい原因はふくらはぎなどにあるのですが、今回はいつものように治りません。

 

詳しく話を聞いていると、その日公園でつまずいて転び、ひざをすりむいたそうです。

 

もしやそれに関係しているのでは?と思い、それがビンゴでした。

 

けがをした時に負荷がかかった方向と逆の方向に手当てする

治し方の原則の一つ「痛めた時の負荷と逆方向に手当てをする」を使います。

 

つまずいたということは、つま先から足首の方向に圧がかかったということなので、足が後方へずれている可能性があります。

 

そこで、足が前方へ行くようにかかとの後ろから圧をかけて関節を調整してみました。

 

圧をかけながら、足首を曲げたり伸ばしたりさせます。また、同時に、その運動をさせながら足首まわりの筋肉をほぐします。横引きでほぐすとよいです。

 

的中です。それでだいぶ痛みが半減以上改善しました。

 

そのあと、足首だけでなく、足全体を後方へ力をかけさせました。つまずいたということは、前方から負荷がかかったので、後方から負荷をかけるともとにもどるということです。

 

足をのばして股関節を後ろへ回転する方へ力をかけさせます。力をかけさせては脱力を数回繰り返して、痛みが8割軽減しました。

治し方動画

文字だけだと分かりにくいので、動画をどうぞ。

youtu.be

 

まとめです。

痛めたのと逆方向に調整すると治るという原則も覚えておきましょう。

体は物理的な仕組みでできているので、物理的な仕組みに従って治せばいとも簡単に治ることがあります。

 

なのでけがをした時の状況をよく聞くということもすごく大切です。

 

「後ろへ行っているものは前に戻す。」「広がっているものはせばめる。」など。

 

おしまい

 

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ご拝読ありがとうございました。

玄関の鍵がとっかかりがあってまわりが悪いのを直す

 玄関の鍵がとっかかりがあってまわりが悪いのを直す

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薦め度☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆

難易度☆☆☆

技術度

解決度☆☆☆

対象:我が家の玄関の鍵

症状:鍵を入れて回すときに、中で何かに当たっているような感じがあり、とっかかりがある。一応回る。

 

成り行きと見立て:鍵はセキュリティ上とても大切なものなので、いきなり錠を分解するのは危険です。特に玄関は。

 

調べると、錠を分解するどころか鍵を鉛筆でなぞるとよいとか。

 

やってはいけないこと

まわりが悪いと思って油をさすのは厳禁です。さすなら鍵専用の油をさしましょう。

 

鍵を鉛筆でなぞる

溝という溝を全てなぞります。

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側面もなぞっておきます。

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鉛筆の芯が錠の潤滑油のかわりになるそうです。

 

なのでこの鍵を抜き差ししたり、まわしたりして、芯をなじませます。

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さて効果は?

どうなのでしょうか。

 

正直ぼくは半信半疑でした。というのは、鍵をまわそうとしたとき、とっかかりがあるような感じなので、それが潤滑油(のかわり)でまわるようになるとは思えないからです。

 

翌日奥さんが何と言ったでしょうか。

 

「鍵やった?なんかいい感じだよ。」

 

まじで?

 

いや、帰宅した際、「ちょっとよくなってる?」と思ったのだが、ひいき目にみてしまっているのかもと思ったので、奥さんの証言はありがたいですね。

 

しかも奥さんも日中自分の鍵を鉛筆でなぞったそうです。

 

さて、もう一度自分で確かめてみました。

 

ぼくの鍵ではまわりは、8割改善というところです。完璧じゃないですが、すんごい効果です。

 →3日後。なんととっかかりが完全になくなりました!だんだん細部に浸透したんだと思います。

とっかかりがあったことを忘れて、後であれ?なおってる?と気づいたくらいです。

すごい効果です。

 

こんなに簡単によくなるなんておすすめですね。

まとめです。

 鍵のまわりが悪いときは、鍵の溝を鉛筆でなぞる。

 

おしまい

 

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ご拝読ありがとうございました。

ミシンの足のゴムがとれたので、G17ボンドの登場

 ミシンの足のゴムがとれたので、G17ボンドの登場

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薦め度☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆

難易度☆☆☆☆

技術度☆☆

解決度☆☆☆☆

対象:奥さんの愛用ミシン

症状:土台のゴムがとれた

 

見立て:ゴムがきれいにとれてますね。帰宅するなり、

「例のあれ?あのボンド使う?」

と奥さんが聞いてきて、ミシンを見せられるとゴムがとれている。

 

確かに、こういう場合はG17ボンドがおすすめです。

 

何故かというと、普段この部分は上から押し付けられるだけなので、圧着してはりつけさせるG17ボンドにはうってつけです。

 

理解されにくいG17ボンド

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G17ボンド。ふつうの接着剤ではありません。

 

ぼくは「速乾」という表記にひかれて何も知らずに買ったのが数年前です。

 

「なんだこれ。全然くっつかないじゃん。べとべとして使いづらいわ!」

 

と思ってほったらかしておいたのですが、全く出番がなくてもったいなく感じ、なんとなく使い方を調べていたところ、この接着剤、くっつけてから乾かすのではなく、「乾かしてからくっつける」のです。

 

普通接着剤って先に乾かしたらもうくっつかないですよね。

 

でもこのG17ボンドは違うんです。

 

先に乾かします。そこが速乾なのか、乾かしてからくっつくからそれをもって速乾なのか知りません。

 

でもとにかく、すんごい強力にくっつきます。最強だと言っている人もいます。

 

それと金属と金属とか、金属とプラスチックとか、異素材をくっつけてくれる多用途接着材です。

 

特に面と面をくっつける場合はめちゃくちゃ頼りになるやつです。

 

正しい使い方はこちらへ↓

sege.hateblo.jp

 

作業

ぬります。べとべとです。ぬったら夏なら5分、冬なら15分待ちます。

 

今回は10分待ち、乾かしました。

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指でさわってペタペタくっつかない程度になっていると思います。接着します。

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普通に置いて、上から押し付けます。これが大事です。接着部に圧をかけてください。

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完了!

まとめです。

面と面をくっつける場合、また異素材をくっつけるならG17ボンドがおすすめ。いつも圧がかかる場所ならなおさらおすすめ。

 

おしまい

 

今日の関連記事:

靴の先がはがれたのをくっつける【G17ボンドの使い方】

 

ご拝読ありがとうございました。

パキスタンで乗り合いジープの3人掛けに5人座って15時間拘束されるとどうなるか

今週のお題「叫びたい!!」

関連記事:風の谷のナウシカ全7巻セットはすごい感動する

 

約20年前の春、ぼくはバンコク経由でインド放浪の旅をしていた。

 

当初の計画では4月にインドのカルカッタINし、1か月後くらいにネパールのカトマンズからOUTという放浪の計画だった。

 

この時購入していたのはFIX/OPENチケットといって、復路の搭乗日と搭乗便は変更できるチケットだったから、旅をしながら帰国日を延長する予定でいたし、実際2か月放浪することができた。

 

それとインド・ネパールの2か国を旅するはずだったが、さらにもう一か国追加でまわることになった。

 

ぼくはカルカッタからプリーという海辺の街、そして仏陀が悟りを開いたブッダガヤ、その後ガンジス川のあるバナラシ、首都のデリー、そしてネパールのポカラへ、という順に回る予定だった。

 

ちなみにバナラシはVaranasiであり、ワーラーナシーだったりヴァラナシだったり、いろいろな表記がある。ベナレスという呼び方もある。

 

ぼくら当時の旅人はバナラシで通用していた。

 

あとカルカッタは現在では「コルカタ」に正式名称が変わっている。

 

ところで、バナラシあたりにくると、東西に延びるデリー方面からの鉄道の本線が通っているので旅人からいろいろな情報がまわってくる。

 

ぼくは日本人のおばさん「久美子さん」がインド人の旦那さんと経営しているKUMIKOハウスという、ガンジス川の川沿いにある安宿に泊まっていた。

 

当然宿泊客には日本人が多い(外国人も多い)からいろいろな情報を耳することができた。

 

ちなみに久美子さんは若いころからずっとインド暮らしなので、長渕剛さんが泊まりにきたこともあるのだが、長渕剛さんを知らなかったらしい。

 

そして長渕剛の歌詞がかざってあるレストランが近くにあったり、そこで食事をしたといううわさがのこっていたりする。

 

歌詞がかざってあったのは「シャンティ」というレストランだった。

 

さて、各地をまわってきた旅人からの情報には、「パキスタンはやばい。特にフンザナウシカの舞台になったところで、行くならそこに絶対行った方がいい。」という口コミが多かった。

 

パキスタンとの国境はデリーより少し先のインドの西の端にある。フンザパキスタンと中国との国境近くの、カラコルム山脈の山村だ。

 

「どうせデリーに行くつもりだったし、ネパールも西側から入る予定だったからついでにいっちゃおう!」

 

ということで、一緒に旅していたやっくんと相談し、ネパールに入る前に、「パキスタン」へ行くことにぼくらは決めた。

 

予定になかったから、当然日本では全く下調べしていなかったし、「地球の歩き方」も持っていなかった。

 

地球の歩き方」がないということは、宿やレストラン、観光地の情報がまったくないということだし、口コミに頼るしかないということだ。

 

旅の初心者としてはかなり心細いし、大きなチャレンジだった。

 

まだ治安が悪化する前のパキスタンに入る

やっくんとぼくは、デリーで知り合ったひげづらのふうちゃんと色白のたかのりくんと4人でパキスタンに行くことになった。

 

ふうちゃんたちとはデリーのパキスタン大使館でビザ待ちをしていたときに仲良くなったのだ。

 

彼らもパキスタンフンザに行くということで、同じ列車をとった。

 

国境の大きな街アムリトサルには早朝の6時についた。毎度のように、今回も列車の中でライブをした。

 

朝から国境越えだ。アムリトサルからリキシャ―でバスステーションまで10ルピー(2001年)。バスで再国境の町アタ―リーまで10ルピー。そこからまたリキシャ―で10ルピー。

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リキシャ―を降りると徒歩でインド側の国境事務所まで向かう。朝10時だった。

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ぼくはギターを持っていたので、「いいね」と検問の人に言われすんなり通過。

 

パキスタン側から見た国境。

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パキスタン側の国境の町はワガー。ワガーから乗り合いバスに乗り(8ルピー)、近隣の大きな街ラホールまで向かった。

 

バスに乗ると、何やらシューティングゲームのような音が車内に響く。これはクラクションの音だ。

 

パキ(パキスタン)のトラックやバスのクラクションはやけにうるさい。しかもパキのデコトラはものすごいもりもりの装飾になっている。

 

トラックの運ちゃんのデコりたい衝動は、日本人と通じるものがあるのか?

 

この記事を書いているとちょうど新聞でパキのデコトラが取り上げられていた。

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ライブドアニュースでの写真↓

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ぼくはなぜか夜のデコトラだけ写真におさめてた↓

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ぼくのメモ。

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ぼくらはラホールに着くとすぐさまバスを探し、イスラマバードに向かった。

 

当たり前だがインドとは全く違う人や街の様子が広がっていた。

 

パキスタンのタクシーは「スズキ」と呼ばれている

まず、街がきれい。ゴミが落ちていなくてゴミ箱がお店に置いてある。インドにはそんなものなく、いたるところにゴミが落ちている。

 

「リプトン」など、なじみの製品の看板を目にする。商品のしなぞろえがよい。

 

英語が通じない。ツーリストが少なく、とにかく好奇心で人が集まってくる。インドでは好奇心ではなく、お金欲しさに集まってくる。

 

言語はウルドゥ語(その時は何と呼ぶのか分からなかったが、フンザで教えてもらった)。

 

女性はかわいい人が多かった。ナイキがはやっている。

 

インドより発展している様子があり、生活水準も高そうだ。めしもうまそうだ。とはいえ、自然の豊かさも半端ない。

 

お酒は禁止され、豚肉も禁止。牛肉はOK。

 

実は日本車がたくさん走っているデコトラも日本車が多いのだろうが、デコられすぎてよくわからない。

 

パキスタン人には日本から中古車を売る生業をしている人が多いそうだ。だから日本で見かける中東系の人は、パキスタン人である可能性が高い。

 

実際日本でヒッチハイクしたときに、パキスタン人に乗せてもらったことがあり、やはり中古車を母国に送る商売をしていた。さらに車の中に、家電も入れて送るそうだ。

 

そしてタクシーは日本の「SUZUKI」製のタクシー(オートリキシャ―)で、なんとタクシーのことをパキでは「スズキ」と呼ぶのだ!

 

「Hi,Taxi!」ではなく「Hi,SUZUKI!」なのだ。

 

じっさいやってみたが、「スズキ」と言ってちゃんととまってくれた。

 

人々も、だからけっこう親日だった。人柄は穏やかで平和。人をだまさない。

 

パキスタンで注意すること

その1 男性は忍者部屋に気をつけろ

パキスタンに行く前、旅人から教わったことがある。

 

パキスタンで宿の部屋を決めるとき、ちゃんと部屋の中を調べてから決めたほうがいいという。

 

なぜかというと、「ここにする」と決めてドアを閉めたとたん、部屋の壁がひらりと開いて、同性愛の男性が現れることがあるという。まさに忍者。

 

ベッドの下から現れることもあるそうだ。

 

だから男性はしっかり部屋の中を調べてから部屋を決めよう。

 

実際、一緒に旅していたたかのりは、うちらが泊まった宿の主人に「あとでオレの部屋に来なよ。」と誘われていた。

 

たかのりは色白で少し髪の毛が長いさらさらヘアの金髪だったから、かっこうの的だったのだろう。

 

誘われやすいたかのりをみんなでからかっていた。

 

だから、パキスタンに行くときは男はひげを生やせ」と旅人の中では言われている。

 

どうしてこういうことがあるのかというと、パキスタンイスラム教の国なので結婚するまで性行為が認められていないために、男性同士での性文化がひそかに広まっているからだそうだ。

 

その2 人はよいが、治安は必ずしもよいとは言えない

パキスタンはとても旅がしやすかった。人もよかった。個人的には何も苦労はしなかった。

 

たった一つ、乗り合いジープを除いては・・・(これは後段で)。

 

しかし、気になること、というか日本と決定的に違うことが一つある。それは、武器を売るお店が普通にあるということだ。

 

また、兵隊の方々も肩に銃をかついで要所要所にいる。

 

これは日本では絶対ないことだ。武器ショップや兵隊さんを見ると、少し背中が寒くなったものだ。

 

そして普段は温和な人たちも、ある時一線を越えてしまうと暴力的になる可能性をにおわせた。

 

例えば、ぼくがパキ入りした少し前に、日本人の女性が一人でトレッキングに行き、兵士にレイプされたということがあったり、イスラム教の過激な派の人々がお祭りで感情的になるととても怖かったりするという場面も見たことがあった。

 

こっそりお酒を飲んでいるパキスタン人とけんかになりそうなこともあった。

 

しかしそれはごく一部の人達のことなので、それをもってパキスタン人すべてを語ることはできないし、基本的にはすごくいい国、いい人というのがパキスタンの印象だ。

 

ただし、国境問題や宗教上の問題で根深い問題を抱えていることは確かだ。実際ぼくがパキを後にして間もなく、国境問題で紛争が起きた。

 

ぼくが行ったエリアに今行けと言われてもぼくは躊躇する。

 

7時間の長距離バスはもはや短距離に感じるほど

ラホールからイスラマバードまでミニバスで7時間100ルピー。よく報道などで耳にする地名だ。自分がそこにいるのが不思議だった。確かに大きな都市だった。

 

7時間の移動と聞くと日本ではかなりの移動に感じるが、もはやこの時点でのぼくらにとっては「短い移動」と感じられるほどだった。

 

なにせ、さらにそこから一気に山麓の街「ギルギット」まで行こうとしていたのだ。

 

そこから近くのラーワルピンディまでバスで移動し(3ルピー)、ギルギット行きのバスに乗ろうとしていた。

 

しかし、両替に時間がかかり、目当てのバスが行ってしまい、結局ラーワルピンディで1泊することになった。

 

地球の歩き方」がないと両替情報などもないのでこういうことが起きる。

 

そしてこれがよくも悪くも運命の分岐点だったと思う。

 

ぼくらはデリーからラーワルピンディまで30時間をノンストップで移動していたことになり、かなり疲れ果てていた。

 

もしもそのままバスに乗っていたら・・・

乗り合いジープでフンザの麓町「ギルギット」を目指す

目指すは「フンザ」という村だ。そこは風の谷のナウシカの舞台の一つとなった場所と言われており、旅人から「フンザに行った方がいい」という情報をいくつももらっていたから、ぼくらもそこを目指した。

 

フンザに行くにはここからカラコルムハイウェイで北上し、ギルギッドという中腹の街を経由する。

 

ギルギットという名前がもはやナウシカに出てきそうで、それだけでワクワクする。

 

そこからカラコルムハイウェイをさらに北上してようやくたどり着ける。

 

昨晩、たかのりが誘われていたホテルの主に聞くと、「明日ホテルの車でギルギットまで行ける」という。

 

一人460ルピー。これはバスと同じ値段だったから、それならプライベートな感じで行った方が楽だろうということでチャーターした。

 

イスラマバードからギルギットまで車で12時間ときいた。ギルギットからフンザまでは数時間だ。

 

ぼくらがチャーターした乗り合いジープには、ぼくら4人以外にもパキスタン人が2人乗った。

 

ふうちゃんはみんなの荷物を抱えて助手席に。ほかの3人とパキスタン人2人は後部座席の3人掛けに5人で座ることになった。

 

車が北上するにつれ、どんどん田舎になっていく。さらに北上するとカラコルムハイウェイに突入する。

 

この道は国境を越えて中国まで通じている。

 

道幅は狭く、山の斜面を削っただけのような、しかもガードレールがないからぼくらの心の中は「落ちないでくれ!」という言葉でいっぱいだ。

 

「ハイウェイ」という名は、「高速」ではなく、「標高」のことなのでは?と思いたい。

 

できれば高速で走ってほしくない。しかも運転手はフロントガラスから上を覗き込みながら車を走らせる。

 

なぜかと聞くと、「落石があるから」という。

 

やばいだろ。見えたとしてよけられるのか?

 

またさらに、数日前に日本人が乗る乗り合いバスが崖から落ちたという。

 

(そういうニュースいらないから。)

 

そして乗り合いジープはと言えばシートは固く、ゆれがひどい。時々頭が天井に着くほどだ。

 

これを日常だと思っているパキスタン人てすごいな。

 

さらに休憩がほとんどない。この人たちはトイレに行きたくならないのか?

 

(ていうか3人掛けに5人て無理がある。体勢が変えられない!ずっと同じ姿勢!きつい!痛い!運転激しい!)

 

ぼくは後部座席の左端に座っていた。左肩はドアに押し付けられている。

 

そしてぼくの左隣はやっくんだ。やっくんはやけにこっちに圧をかけてくる。まじで痛い。

 

ぼくらははじめこそはいろいろしゃべっていたものの、途中から会話がなくなっていった。

 

さらにパキスタン人の運転士はタバコを吸っていた。

 

(おいおい一人だけタバコかよ。おれら狭くて吸えねえんだよ!)

と内心思っていた。

 

そんな、肉体的にも心理的にも最悪の状況の中、12時間の移動中、休憩は2回だけだった。しかも実際には12時間ではなく15時間かかった。

 

最初の休憩は車がカラコルムハイウェイにさしかかるあたりのさびれた売店だった。

 

車から降りるなりやっくんがぼくに小さな声でつぶやいた。

「おれ、まじで今発狂しそうだった・・・。」

 

だよね。おれもまさに発狂しそうだったよ!おれだってずっと心の中で、

「とめてくれーーーー!出してくれーーーー!」

と叫んでたよ。

 

「おれもだよ!ていうかやっくんめっちゃこっち押し込んできたでしょ?」

「いや、おれもしんどいんだよ。SEGEのほうこそ端っこでいいよな。おれ両側人だよ。」

「まってまって、おれは真ん中でずっと膝曲げて一番窮屈だから!右側パキスタン人だよ!」

とたかのり。

「確かに!」(日本人一同)

 

「それよりもふうちゃん、助手席いいよなあ。」(やっくん)

「いや、運転士のタバコ、まじうぜえから。おれ荷物抱えて動けねえし。おれはおれですんげえしんどいんだって。」

「確かに。」(日本人一同)

 

最初の休憩までが、はじめての辛さで一番しんどかった。それ以降は心構えと、なるべく痛まない姿勢をとることができ、なんとか発狂せずに乗り越えることができた。

 

車の中で「だしてくれーー!!」と叫ばずにすんだ。

 

深夜11時ころ、2度目の休憩をした場所もやはり売店のようなところだった。

 

お店のテラスのようなところに出ると、星空がきれいだった。

 

軽く日本の10倍は見えた。

 

そしてインダス川の沿ってさらに北上し、ぼくらは無事ギルギットに到着した。

 

ホテルではギルギットにその日のうちに着くと言われていたが、実際に到着したのは深夜の3時だった。

 

こんな深夜に着くなんてインドだったら怖すぎるだろ。パキスタンでよかった。

 

(ていうか、ラーワルピンディでバスに乗り損ねたけど、あのまま乗れていたらどうなっていたのかな。ジープで15時間だからさらにかかったとして、45時間以上移動を続けたことになる・・・。)

 

バスに乗れていたらこのギュウギュウづめ状態はなかっただろうけど、45時間移動はなかった。

 

(どっちがよかったのか分からない。まあいい、ギルギットからフンザまではバスで数時間。もう目と鼻の先だ。)

 

ギルギットでぼくらは1,2泊し、ぼくはそこにあった「風の谷のナウシカ」を全巻読んでフンザへ向かった。

 

この移動の苦労を払拭してくれるほど、フンザの景色と夜空は素晴らしかった。

 

おしまい

 

フンザのことやギルギットでナウシカ全巻を読んだことを書いてます↓

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古い引き出しの引くところが割れてきたのを直す

 古い引き出しの引くところが割れてきたのを直す

薦め度☆☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆☆

難易度☆

技術度☆☆

解決度☆☆☆☆

対象:母が愛用していた実家から持ってきた40年以上ものの食器棚の引き出し

症状:引き出しの引くところが割れてしまっている

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成り行きと見立て

引き出しを引くときに、違和感を感じたので見てみたら割れていました。

 

もうだいぶ古いのでこんなことも起きるでしょう。

 

力が何度も同じところにかかるから、こういうところが割れるんですね。

 

引き出しを使わない夜に作業開始し、よく朝接着剤が乾くという見通しで取り掛かりました。

道具

木工ボンドで直すのが手っ取り早いと思います。

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作業

ボンドをすき間に差し込みます。開きすぎるとさらに割れるので、すき間にボンドをのせたら、細いものでボンドを奥へ押し込みます。

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押し込みながらまんべんなく伸ばします。

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ぎゅっと上から押します。ボンドがまんべんなく広がって、余ったのがはみ出ますね。

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固定する(重しをする)

手でずっと押しているわけにはいきません。また、手を離すと少しすき間が開いてしまいます。そこで重しをしておく必要があります。(ひもでしばるなども手です)

 

かといって軽いものでは役に立ちません。ひらめいたのが、ギターアンプです!

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ボンドをふき取ったあと、乗せたら少しボンドが出てきました。ということはかなり押してくれてます。ばっちりです。

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翌朝

満足な出来栄えです。

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まとめです。

ボンドなどで接着する場合、接着面が浮いてしまうときは圧着させるための工夫を考えましょう。

 

おしまい

 

☆このブログ「自分でなおす」は、あくまでも素人の投稿ですので、正しいなおし方かどうかの保証はありません。おっさんがんばってるなあ、それはちがうだろとか思っていただけたら満足です。みなさんのお役に立てる情報になれば、なおうれしいです。

プロの方からのクレームはお控えください。反対に耳寄りな情報、解決法を教えていただけたら大変ありがたいです。読者の方々にとってとても有意義なものになると思うので、ぜひ教えてください。

 

ご拝読ありがとうございました。