自分でなおす!物も体も心も!

素人が何でも自分で直す・治す記録。日常で壊れる物、痛む体、悪い癖、物も体も心もなおす小ネタから専門的なことまで。直らない時もあるけど。それも含めてぜひご自分の生活に活かしてください。written by SEGE

買ってよかった2022【オンライン配信用ミキサーYAMAHA AG06】

今週のお題「今年買ってよかったモノ」

買ってよかった2022【オンライン配信用ミキサーYAMAHA AG06】

ぼくの生活2022年総合ランキングでこれが断トツで一位です。


音楽やオンライン配信に縁のない人にはピンとこないと思います。

 

でも音声配信したい人にはかなりおすすめの品です。

 

今年はこれでぼくの音楽活動がワンランクアップしたと思っています。

 

世間ではここ1,2年でオンラインでの音声配信が急上昇しています。

 

配信する人も、聞く人も急増化しています。

 

聞く側はスマホがあれば足りますが、配信側に必要になってくるのが配信用のデバイスです。

 

もちろんスマホだけでも十分配信できます。

 

特に一人でのおしゃべりだけならミキサーなんて要りませんね。

 

また、複数の音声を拾うにしても、広く音を拾えるマイクならそのマイク一つで足りることもあります。

どんな時にミキサーが必要か

ミキサーとは簡単に言うといろいろな音をミックスして送り出す機械です。

 

マイクの音や楽器の音など複数の音をミキサーに集めてミキサーからスピーカーやスマホなどに送りだせます。

 

一つのマイクで広くいろいろな音を拾う場合は、それぞれの音源同士のバランスは、その音源自体で調整するしかありません。

 

距離を変えたり、越えの強さを変えたり。

 

でもミキサーはそれと違って、例えば出し手のほうは自由に音を出しても、ミキサー側で「声を大き目、ギターを小さ目に変えてスピーカーから出す」なんてことができます。

 

そうすると出し手は気にせず自由に歌ったり演奏したりしやすいです。

 

また、一つのマイクで広く音を拾う場合は、余計な環境音を拾ってしまうこともあります。

 

そういった時は音源の数だけマイクを用意して、出し手の音だけ拾えるようにしたいですね。

 

こういう場合にもミキサーが役立ちます。

オンライン配信用ミキサーと普通のミキサーの違い

普通ミキサーというと、何チャンネル(インプットできる音源の数)もあって大きな物をイメージすることが多いと思います。

 

でもオンライン配信で一人や二人で配信するという場合にそんなにチャンネル数は要りませんよね。

 

二人でしゃべるなら2チャンネル。そこに楽器があっても、3、4チャンネルあれば足ります。

 

チャンネル数が少なければミキサー自体も小さくてすみます。

 

大きいミキサーでもできますが、小さい方が持ち運びしやすくて配信が楽になります。

 

もちろん安いです。

 

また、オンラインに特化しているものは接続がUSBになっています。

 

そうするとPCやスマホにつなげて配信しやすいです。

YAHAMA AG06というミキサー

ネットで調べていたところ、このミキサーがよさそうということが分かりました。

 

そして今なかなか入手困難で、オークションサイトで2倍くらいの値段で出ていたりすることも分かりました。

 

いかに音声配信がはやっているかですね。

 

こうした音響機械にはぼくは実はうといんです。

 

なので、実際に目で見て手で触って店員さんに聞いてから判断したいと思って実際に街にでました。

 

YAMAHAが銀座にあるので行ってみたところ、

 

「いま、どこでも手に入らなくてネットですごい高値で売られていたりします。昨日入荷してばかりなので、ラッキーですね。」

 

(おお!まじで?!)

 

「もしお求めならすぐなくなってしまうのでご連絡ください。」

 

YAMAHAの店頭で正規で買うと23000円くらい。これ、最安値です。

 

ネットではこの値段では買えません。

 

ぼくはその時はどのミキサーがいいか調べていただけなので、その時は買いませんでした。

 

ほかにも楽器屋さんを回ってみると、他の店でも「ネット配信だとYAMAHAが一番いいですね。」と言われたのでやはり本当にいいみたいです。

 

「配信用のミキサー」といえばYAMAHAなのだそうです。

 

なのでもし配信用ミキサーを探しているならおすすめですよ。

 

ぼくは結局楽天で26000円で購入しました。

 

ちなみに2022年12月現在はもっとお安く手に入ります。

AG06とAG03の違い

AG06はAG03よりもチャンネル数が1つ多いんです。

 

AG06は最大3チャンネル。AG03は最大2チャンネル。

 

しゃべりだけだったり、一人演奏だったらAG03で足りると思います。

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AG03の接続例

・マイクだけ

・マイク+ギター(ライン接続)

・マイク+キーボードなど

ここにAUX端子からスマホなどの音声をインプットして加えることもできます。

 

AG06の接続例

・マイク2本+キーボード

・マイク1本(ボーカル)+マイク1本(ギター)+キーボード

・マイク1本+ギター(ライン接続)+キーボード

ここにAUX端子からスマホなどの音声をインプットして加えることもできます。

 

ぼくがAG06にしたのは、ぼくはユニットでやることがあるので、どうしてもチャンネル数がAG03だと足りないんです。

 

ボーカルとギターとハーモニカとなると3チャンネル必要です。

 

AG03だと足りません。

 

ギターの弾き語りにはAG06

ぼくの音楽のスタイルは、基本的にギターの弾き語りです。

 

通常は一人で音声配信をしているので、ボーカルとギターの音が拾えればいいです。

 

そうするとAG03でも足りそうですが、ギターをラインで拾うとどうしても生の音から放れた音になってしまうんですね。

 

なのでギターはマイクで拾うことにしています。その方がリアルです。

 

そうするとAG06じゃないとチャンネルが足りません。

音声配信だけでなく、動画配信にも使用できる

ミキサーは音声配信だけでなく、動画配信にも使えます。

 

使い方は変わりません。

 

ぼくはオンラインライブでも使っています。

 

つなぎ方は、ミキサーからスマホにUSB接続です。

 

スマホ側で配信アプリなどを起動させればミキサーに集まった音を配信できます。

録音ツールとしても使えます

配信に限らず、録音にも使っちゃいましょう。

 

スマホにも録音機能がありかなり性能がいいですが、複数の音源のバランスを調整することはできません。

 

いろいろ拾ってしまうので余計な音も入りやすいです。

 

でもスマホに音源を保存しておけたら使い勝手がいいので、ぼくはミキサーをスマホにつないでスマホに録音しています。

 

スマホに入れた音源を、後で編集することもできますよね。

 

iphoneなら普通にボイスメモで録音できますよ。

 

おしまい

 

written by SEGE

打撲(ぶつけた)の痛みを手技でその場でとる方法

打撲(ぶつけた)の痛みを手技でその場でとる方法

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薦め度☆☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆☆

難易度☆☆☆☆☆

技術度☆☆☆☆

解決度☆☆☆☆

対象:息子の右足小指付近の打撲

症状:歩かなくても痛い、歩くとすごく痛い

 

成り行きと見立て

家で走り回って遊んでいて、冷蔵庫にぶつけました。

 

ぶつけた時は歩けないほどもだえくるしんでいました。

 

わたしに見せに来たのは翌日です。

 

学校に行って普通に過ごして帰ってきたので、まったく改善してません。

 

でもむしろ症状がはっきりしている方が、手当をした効果はわかりやすいです。

 

たとえば捻挫でも、痛くて歩けない時にすぐに歩けるようにできます↓

捻挫で歩けない足首を治す【捻挫後1日以内の痛みを7割以上減少させる方法】

足の小指(中足骨)の捻挫を簡単に治す

 

打撲などの傷みを手技で軽減することはできるのか

マッサージや整体で打撲などの傷みを軽減できるというイメージはなかなかないと思います。

 

「それは湿布や痛み止めの出番では?」と思うのが普通ですよね。

 

ぼくもかつてはそう思ってました。

 

もちろん湿布なども効果があります。

 

そして湿布などは炎症を抑えてくれるので有効ですが、痛みを麻痺させているだけです。

 

スポーツ選手や大きな仕事を控えている人など、よっぽど理由がある人でなければ使わない方がいいです。

 

なぜなら痛みを感じないだけで、身体は傷んだままだからです。

 

それに対し、手技で痛みを抑えるというのはかなり安全です。

 

当然痛みを悪化させない方法に限りますが。

 

身体の治癒力を利用していますし、薬品が体に入ることはありません。

 

手技でどうして痛みが軽減するかというと、実は体はいろいろな物質が常に化学反応を起こして機能しています。

 

その反応を手技で起こしやすくすればよいということです。

 

そしてその手技は案外簡単な、誰でもできるような動作で行えます。

炎症による痛みを軽減する手技の一つ「横引き」

炎症を引かせる方法はいくつかありますが、今回は「横引き」を使っています。

 

これは筋肉の繊維に対して、垂直方向に筋肉をずらす方法です。

 

ただそれだけで、捻挫で歩けない人があるけたり、打撲の傷みがかなり引いたりします。

 

筋肉内の炎症物質が動いて回収されたり流れたりします。

誰でもできる、筋肉をほぐす方法【横引き】 

 

今回、息子の足にはこのようにしました。

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実際の手当の様子(動画)

では動画で痛みが軽減する様子をご覧ください。

 

痛みは、手当前の状態を10とすると2まで減ったそうです。

youtu.be

さらに「むくみ」もとれた

翌日、足の具合を聞くと痛みはもどっていなかったので手当は成功です。

 

さらに足を見せてもらうと、ずいぶんむくみがとれているのが分かります。

 

いくらかは睡眠で回復した部分もあると思いますが、手技によって改善した部分もあると思います。

 

写真をみて判断してみてください。

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まとめです。

打撲でも手技で痛みがとれます。湿布と併用するとなおよいでしょう。「横引き」は簡単なのでやってみてください。

また、打撲にもいろいろな痛みの軽減方法があります。また捻挫も同じく「横引き」でかなり改善できます。関連動画をぜひご覧ください。

 

関連動画

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おしまい

 

ご拝読ありがとうございました。

 

キャンプ道具と併用!我が家の「エアコンを使わないエコな防寒方法3つ」

今週のお題「防寒」

キャンプ道具と併用!我が家の「エアコンを使わないエコな防寒方法」

エアコンて結構電気代かかりますよね。

 

アパートから中古の戸建てに引っ越して、エアコンの数が2個の生活から一気に5個の生活に変わりました。

 

リビングが広いのでリビングのエアコン代だけでアパートを越えそうなコストです。

 

でもリビングなど家族みんなで過ごす部屋はエアコンをやはり使っています。

 

ガスストーブも、併用して節約を心掛けていますが、自分の部屋で一人だけでエアコンを使うのは、なおさらもったいなくてどうしようかと考えました。

エコな防寒方法その1

それでぼくが使い始めたのが「寝袋」です。

 

寝袋ってしっかり防寒してくれるのに1年にほんの数回しか使わないってもったいないですよね。

 

それで冬に自分の部屋で仕事をするときは寝袋に胸から下をつっこんで仕事をすることにしました。

 

ちなみに上着は10代のころに買った家着用のダウンを着ます。

 

そうすると真冬でもエアコンなしでやり過ごせます。寝袋はもちろん冬用です。

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エコな防寒方法その2

でも問題があります。それは手が寒いんです。

 

「手袋すれば?」と思うかもしれませんが、それだとパソコンが打てません。

 

基本仕事を一人でこもってするための策なので、パソコンをすることが前提です。

 

そこで考えたのが指先がない手袋です。

 

これ、半信半疑でしたがちゃんとキーボード打てます。

 

ということで真冬にエアコンなしでパソコンで仕事する人にはおすすめな方法です。

 

ちなみにこの手袋なら本を読むとか、ほかの作業にも使えますね!

 

ぼくはこの手袋はキャンプでは使ってませんが、キャンプで冬場に火の管理とか細かい作業をしたい時には使えるかもしれません。

エコな防寒方法その3

3つ目は「ゆたんぽ」です。

 

先日秋キャンプをしようと思った時にゆたんぽを購入しました。

 

「懐かしいなあ」と思いながら検索していましたが、昭和世代は小さいころゆたんぽを使った記憶があるという人は多いのではないでしょうか。

 

「やけどしないようにね」なんて母親に言われたりして。

 

ゆたんぽがいいのはエアコンやストーブを使わないので、節約になりますよね。

 

もともとキャンプ用品ではないですが、冬キャンプをする人には必須アイテムと言ってもいいと思います。

 

知っている方は分かるかと思いますが、テント内ではストーブは使えないのです。

 

酸素がなくなって死んでしまうんですね。なので火を使わないゆたんぽが重宝されます。

 

実際使ってみましたが、かなりあったかかったですよ!

 

そしてキャンプが終わったあとでも我が家では普段使いするようになりました。

 

しかも寝る時に使うのではなく、リビングのこたつ風のちゃぶ台の中に入れるのです。

 

うちはいまだにちゃぶ台を使っているのですが、冬はこのちゃぶ台にこたつ用の布団をかぶせて、その上に自作の板をかぶせています。

ちなみにこのゆたんぽは、直接火にかけることもできますよ。

 

去年まではここに蛇腹(じゃばら)の管というかホースというかを入れて、ストーブからの暖かい空気を入れていましたが、今年はゆたんぽです。

 

ちなみにこのゃばらの管、通称「こたつホース」もけっこう節約になります。こんな風に使います。

これは宮城の友達の行った時に知りました。

 

東北のご家庭で使っている人は多いです。

 

この管をストーブやエアコンの口に当てて出口をこたつにさせば、こたつの中がめっちゃ暖かくなります。

 

そうするとこたつの電気代がかかりません。

 

これもおすすめですよ。

 

おしまい

 

written by SEGE

網戸のすべりが悪いのは戸車(タイヤ)が劣化していたから【戸車を交換しよう】

網戸のすべりが悪いのは戸車が劣化していたから【戸車を交換しよう】

薦め度☆☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆☆

難易度☆☆

技術度☆☆

解決度☆☆☆☆☆

対象:我が家の網戸サッシの戸車(タイヤ)

症状:動かすとすぐに外れる

成り行きと見立て

ダイニングのサッシは奥さんが一番多用しているので、奥さんから訴えがありました。

 

外れるのはおそらくタイヤに異常があるからです。

 

中古で家を買った時に、サッシは新調していないのでもう20年近いサッシです。

 

何か傷みがあっても何ら不思議ではないです。

 

戸車の状態を確認する

網戸を外してみると戸車のタイヤが欠けていました。

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これなら外れやすいはずです。ちなみに戸車は2か所あって、もう片方は異常なしでした。

 

戸車をサッシから外すとさらに異常が見つかりました。

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細い部分が折れていました。

 

始めはこの部分に何の役目があるのか分かりませんでしたが、ここは高さ調整するときに動くようになっているんです。

 

あとで紹介しますが、調整ネジをまわすとこの部分が細いことによってタイヤの高さが変わります。

戸車はアマゾンでも購入できた

ホームセンターに行ってみましたが同じものが無いようだったので、家に帰ってスマホで検索するとAmazonにありました。1000円弱です。

 

ネットで買う場合、見た目が同じでも寸法が違う場合があります。確認して買うようにしましょう。

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タイヤの軸の質が違いますが同じサイズのものです。ちなみに左右1対(LとR)での購入になります。

 

今回壊れたのはL(写真下)なのでRは余ります。いつかRの戸車も壊れるかもしれないので、大切にとっておきます。

戸車を交換しよう(動画)

取り外しから取り付けまで、動画でご覧ください。

youtu.be

戸車のタイヤの高さ調整

サッシの滑りが悪いときは、戸車の高さを調整すると直ることもあります。

 

動画内で高さの調整方法も紹介していますので参考にしてください。

まとめです。

網戸の不具合を感じたらサッシを外してタイヤ(戸車)を確認しよう。壊れていたら、自分でも交換できますよ。

おしまい

 

ご拝読ありがとうございました。

スポーツは自分の鼻をへし折ってくれる

今週のお題「わたし○○部でした」

スポーツは自分の鼻をへし折ってくれる

以前、ぼくがバレーボール部だった時のことを書きました。

スポーツはほしいものをくれない 

 

今回は野球部時代のことについてです。

 

ぼくはバレーボール部の前に、野球部に所属していた時期がありました。

 

中1の途中までです。

 

その後は高3までバレーボール部だったので、野球部はすごく短いですよね。

 

でも、この野球部時代に学んだことは、その後の人生にかなり大きく影響していると感じています。

 

なぜならぼくはこの時人生で初めての挫折を知ったからです。

野球ばかりの小学生時代

野球部に入るまでの小学校時代のぼくは野球大好き少年でした。

 

家に帰ると軟球で家の塀に壁当てをひたすらし続け、

 

「いつかこの塀を壊す!」

 

とありえない目標をもちながら投げ続けていました。

 

球漫画は「ドカベン」「大甲子園「キャプテン」や「プレイボール」も読破。

 

ファミコンは「ファミスタ」ではなく「燃えプロ」派。

 

テレビの巨人の試合は必ず見るし、プロ野球選手の名前はほとんど覚えているし、甲子園に出る選手の名前もほとんど覚えていました。

 

学校の休み時間は決まって手打ち野球。

 

友達もみんなプロ選手のマネをしながら打ったり投げたり。

 

まあ、当時の少年たちは多かれ少なかれこんな感じだったと思いますよ。

 

ただぼくは少年野球には入っておらず、「中学に入ったら野球部に入る」とだけは思っていました。

 

少年野球に入れてもらえなかったのは、経済的な理由もあったと思いますし、親から見て何かぼくを見抜いていたのかもしれません。

中学で野球部に入る

ぼくは野球の中でもピッチャーが断然好きで、とにかく投げるのが好きなんですよね。

 

壁当てをひたすらしていたのもそういうことです。

 

だから野球部に入っても当然ピッチャー志望です。

 

ところが、野球部に入ってくる少年達は少年野球をやっている子たちが多いのです。

 

そうすると、彼らの交わす会話だったり、その技術だったり、そして彼らが放つオーラまでもが、ぼくを圧倒するのです。

 

その後高3までエースを務めることになる同級生のK君には、ピッチングを一目見て、「絶対かなわない」と感じました。

 

正直ぼくは小学校時代は勉強も運動もできる方で、誰かに決定的に負けるということはほとんどありませんでした。

 

自分より足が速いな、泳ぎがうまいな、その程度のことはあってもそれはレギュラーとかペンチ入りとかが決まるという世界ではないですよね。

 

野球クラブという小学校のクラブの時間が週に1回ありましたが、それもそんなシビアなものじゃないし、小学校の中ではぼくのレベルでも十分通用していました。

 

でも部活ではその実力というものがはっきりさらされます。

 

しかも中1のときはペーペーなので、あらゆる基本を積み重ねなければならないし、走り込みもあります。

 

上下関係も学ばなければならず、中1なんてカスのように扱われます。

 

あらゆることが初体験の中、ぼくを特別扱いしてくれるなんてことは1ミリもありません。

 

小学校時代はちやほやされていたぼくは、完全に自信を失っていました。

 

今でいう中1プロブレムもかじっていると思います。

 

部活に限らず小学校から中学にあがるということは、とても大きな環境の変化なのです。

人生初のギブアップ

それでもぼくは負けず嫌いなので、何とか頑張っていました。

 

夏合宿での厳しい練習にも耐え抜くことができました。

 

その辺りは運動神経や体力がぼくを助けてくれたと思います。

 

でも、ある日ぼくは膝の痛みに気づきました。

 

病院に行くと「オスグッドシラッター」といわれました。

 

今ではわりとメジャーな病気ですが、当時はまだあまり認知されていない病気だったので、

「オスグッド?ぐっと押すと痛いから?」

なんて笑いの種になったくらいです。

 

成長期に膝の下の骨が出っ張ってくる病気で、そこがじんじんするし、少しでもさわったり当たったりするとものすごい激痛が走るんですね。

 

まず痛くなったのは左足でしたが、そのうち右足もなり、両足がオスグッドになってしまいました。

 

ぼくの場合は両足で、しかもかなり骨が出ていた方なので、野球部の厳しい練習をこなすのも困難でした。

 

走ったり膝に負荷がかかる練習を控えて別メニューをしたり、見学したりすることが多くなりました。

 

当時のぼくは自信を失っていたので、実力がついていけてない自分をかくすというか、

「膝が悪いからみんなみたいに野球ができない」

「だからしょうがないよね」

と自分に言い訳していたというか・・・。

 

「みんなにかわいそうだと思ってほしい」と、どこか「かわいそうなヒーロー」を装っていたところがあると思います。

 

膝が悪くても野球のルールブックを学ぶとか、専門用語を学ぶとか、先輩たちが使っている掛け声を学ぶとか、みんなのサポートをするとか。

 

できることはいくらでもあったと思います。

 

でもぼくはそういうことはできませんでした。

 

そしてついに3学期に野球部を辞めることにしたのです。

 

ぼくは当時の作文に書いています。

 

「大好きな野球を続けることはできない。大好きだから適当に練習することはできないい。どうしても無理してしまう。でもそれは膝によくない。だからぼくは野球部を辞めます。」

 

今思えばぼくは「どんなにかっこ悪くても野球を続けたい」というほどは野球を好きではなかったのだと思っています。

 

どこまでもプレーヤーとして活躍していたいという自分のプライドがあったのだと思います。

挫折の中で見えてきたこと「才能があっても心が強くないと意味がない」

そこからのぼくはガラッと変わっていきました。

 

野球部を辞めた時期が成長期と重なっていたというのが大きいと思います。

 

「おれはダメな奴だ」

 

そう思う様になっていきました。

 

当時長渕剛さんにどっぷりはまり始めていた時期でもあり、そういういろいろなことが重なって、自分自身を深く見つめるようになっていきました。

 

ぼくは自分でも分かっていました。

 

おじけづいてしまう心。

 

プライドを捨てて謙虚になれない心。

 

傷付きたくないという思い。

 

自分を守りたいという思い。

 

そういう精神的な弱さがあって、努力しつくせていないところがあるところ。

 

負けることを恐れてチャレンジしていないところ。

 

目立ちたくないのに、認められたいというところ。

 

そんな自分をどんどん責めていくようになり、自己否定が強くなっていきました。

 

ぼくの自己否定感を強くしていった一つの原因は、ぼくには恵まれた体力や運藤神経があったということもあると思います。

 

学年の中でも運動は総合的に10本の指に入るくらいの能力がぼくにはありました。

 

それだけにぼくはそれを生かし切れていない自分を情けないと思っていたのです。

 

この時ぼくはこう思ったのです。

 

「いくら才能があっても心が強くなかったら意味がない」

 

と。

 

プレッシャーがかかったり、実力がはっきりわかってしまったりする状況ではうまく力を発揮できないのです。

 

ようするにビビりなんですよね。

 

そしてその「いくら才能があっても心が強くなかったら意味がない」という思いが、その後の僕ぼくの人生の根底に横たわり続けるようになります。

 

ぼくは実は運藤神経だけでなく、そのほかのこともわりとなんでもできてしまう人間です。

 

そういうことを言うと「いいね」とよく言われますし、うらやましがられますが、でもそんなことは全然ないんです。

 

なぜかというとその一つの理由は、ぼくはいろいろなことができるがゆえに、自分の心の弱さが浮き彫りになってしまったということです。

 

「力はあるのに伸びない理由はなに?」と問いかけたら、「だとしたら後は心が弱いだけだ」というナイフを常に突きつけられるからです。

 

足が遅いから。背が低いから。器用じゃないから。

 

そういう理由で言い訳ができないんですね。

 

だからぼくは絶望的に自分の心の弱さを見詰めるようになりました。

 

そしてその後10年以上もぼくの人生のテーマは「勇気」になりました。

才能だけに頼ってはいけない

でも「そこまで突き詰めて考える必要はないのでは?」と思う人もいるでしょう。

 

確かにそうかもしれません。

 

ただ、この話はぼくの個人的な学びを語りたいわけではありません。

 

才能とどう付き合うかは、プロスポーツ選手にとっても大切なことであり、スポーツも越えて一般的にとても大切なことです。

 

たとえば、プロ野スポーツ選手だって挫折している選手は多いです。

 

挫折して自分のだめさに気づいてつぶれてしまう人もいます。

 

または引退してだめになってしまう人もいます。

 

すごい才能があるとさわがれた選手が、プロになってから駄目になるということはよく目にしますよね。

 

そういう選手の多くは、あまりに才能があることでその才能の貯金でやってこれたけども、貯金に頼ってきたので、ある時プロで通用しなくなる時がきたというパターンが多いです。

 

その時、プライドが高く、謙虚に学べない、自分を変えられない、そういう選手はつぶれていきます。

 

早く引退してしまう選手もそういういことがあります。

 

才能に頼ってしまい、それを継続する努力をしていないからです。30歳を超えてプレーできる選手は、自分と向き合い、自分を乗り越えた選手であるとぼくは見ています。

 

貯金していた才能を使うだけで、そこに頼るだけで、才能の貯金を増やしたり、意地する努力が絶対必要です。

 

また引退してから社会からドロップアウトしてしまう人も、やはり才能にすがってきたと言えるでしょう。

 

才能がものすごければすごいほど、気づくのは遅くなります。

 

それがぼくは中1のときだったということです。

 

そう書くとぼくの小ささがすごく分かりますね。

 

そして、そうやって鼻をへし折られることで、実は人間は内面を深めていき、ものすごく成長していくものです。

 

そこから本当の人生が始まるのだとぼくは思っています。

プラスがマイナスになり、マイナスがプラスになる

ぼくは野球部を辞めてから精神的に暗いトンネルに入りました。

 

そして内面を向き合うことと、ギターを習っていたこと、長渕剛さんが好きだったことが融合して、ぼくは歌を自分で作るようになりました。

 

旅に出て、旅をしながら歌を作り歌う。

 

シンガーソングライターとして活動するようになり、ぼくは自分の人生を一変させました。

 

芸術は爆発だと言いますが、20代前半はまさに爆発だったと思います。

 

それから20年近く経ちますが、当時歌を始め旅に出た時のつながりでぼくの人生は豊かになり、今現在もそのおかげでお世話になっていることがたくさんあり、感謝しています。

 

ものすごい自己嫌悪、自己否定があったからこそ、そのマイナスがプラスに転じていったと思います。

 

能力があることをプラスだとしたら、ぼくは能力があることゆえに精神的なマイナスと向き合うことになりました。

 

でも精神的な弱さというマイナスがあることで、それを乗り越えようとしてぼくは大きく成長もできました。

 

すごく長い道のりでしたが、20年以上かけてぼくはようやく人生の1つ目のテーマ「勇気」から卒業することができました。

 

どのようにして自己否定のトンネルから抜けたのか、つまり弱い自分と闘う「勇気」のステージから抜け出せたのか、それはまた別の機会に紹介したいと思います。

 

そして40歳になるとき、ぼくはまた「貯金」にすがっている自分に気づきました。

 

20年前の自分の活動の貯金に頼っているんじゃないかと言うことです。

 

もういちど自分を磨き直したい。今度は自分のためだけじゃなく、誰かのためにもっとなっていきたい。

 

そういう思いで40歳を始めています。このブログもそうですね。

 

それもこれもあの時スポーツで鼻をへし折られたからだとぼくは思っています。

おしまい

 

関連動画

sege.hateblo.jp

 

written by SEGE

今週のお題「」

JAFのシール(ステッカー)を張り替える【ドライヤーではがす】

JAFのシールを張り替える【ドライヤーではがす】

関連動画

車庫証明シールをドライヤーと霧吹きではがしてはりかえる

今日の前置き

おはようございます。SEGEです。

 

今日は車のJAFのシールについてです。

 

車を持っていてもJAFに入っていないという人も多いと思います。

 

うちは、ぼくが小さいころ旅行中に高速道路で車のタイヤがロックし、あわや大事故になるところということが起き、JAFにお世話になりました。

 

そういう記憶があるのでJAFには入っておいた方がいいなと感じてしまっています。

 

たしか名古屋あたりでレッカーされました。

 

見ず知らずの土地でも助けてもらえるというのはよかったと思います。

 

JAFは年会費4000円です。

 

いろいろな施設やお店でJAF割引があるのも知ってますか?

 

カラオケとかいろいろ使えますよ。

さて本題です。

JAFのシールを張り替える【ドライヤーではがす】

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薦め度☆☆☆☆☆

真剣度☆☆☆☆

難易度☆☆☆

技術度☆☆

解決度☆☆☆☆☆

対象:クルマのボディにはってあるJAFのシール(ステッカー)

症状:張り替えようとしたらシールが劣化してうまくはがせない

 

成り行きと見立て

継続20年のシールが届きました。

 

もうそんなに長い間会員だったのかと驚きました。

 

いざ張り替えようと思い、めくれかけている角からはがそうとしたらポロポロと崩れて行きます。

 

これははがせないねと感じ、車庫証明のシールをはがしたのを思い出しました。

車庫証明シールをドライヤーと霧吹きではがしてはりかえる 

 

「たしかドライヤーではがせた気がする」

 

ということで、たかがシールですがちょっとだけ気合いを入れることにしました。

 

また、今回は霧吹きなしでやってみました。JAFのシールは紙のシールではないので、水分がしみこまないのであまり必要性を感じません。

作業

準備するもの

・ドライヤー

・消しゴム

・延長コード

まずは車までドライヤーをもっていかなくてはなりません。

でも、外の駐車場にコンセントはないので、ながーい延長コードをひっぱってこないとならないです。

 

この辺の事情はご家庭によって違うので、それは余裕という家もあれば、延長コードがなくて届かないというご家庭もあるでしょう。

 

ドライヤーを当てる

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はがす

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糊があまり残らないではがしていけます。ドライヤーの威力すごいですね。

 

全部はがし終えるとこんな感じです。端っこは糊が劣化して固くこびりついています。

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残った糊を削る

定規でもいいですね。ガリガリ削っていきます。ガラスに傷がつかないか心配かもしれませんが、普通にやっていても傷はつきません。

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べたべたの糊は消しゴムで落とす

消しゴム技は、車のガラスだけでなく結構応用できますよ。表面がつるつるのところに残ったシールの糊を落とすときは消しゴムがめっちゃ役立ちます。

 

まずはごしごしして、糊を消しゴムでまとめていきます。

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糊が全部消しカスに生まれ変わりました。

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これを手で払い落すと・・・こうなります。めっちゃきれい。

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端っこに跡が残っていますが、これは落とせる糊ではないです。しかも新しいシールは同じ形なので、同じ位置にはるなら目立たなくなります。

シールをはる

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こすって空気を抜きます。

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はい出来上がり!

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まとめです。

はがしにくいシールはドライヤーでやれば薬品を使わずに済みます。まずはやってみよう。残った糊は消しゴムで落とせますよ。

おしまい

 

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sege.hateblo.jp

ご拝読ありがとうございました。

 

ぼくがやる気が出ない時にすることベスト3

今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」

ぼくがやる気が出ない時にすることベスト3

そもそも何に対してのやる気なのかという問題があります。

 

仕事なのか?

 

趣味なのか?

 

やらないで済むことなのか?

 

それともやらなきゃいけないことなのか?

 

はたまた人生自体になのか?

 

やらないで済むことならぼくは「寝る」につきます!

 

あとそもそももうそれをやるのを辞めるというのも大事ですね。

 

じゃあ、やらなきゃいけないときにやる気が出ない時にはどうすればいいのでしょうか。

 

第3位 やっぱり寝る

「いや、寝んのかい!」という感じですが、とりあえず寝ちゃえというのは一つの手です。

 

とりあえず寝ちゃって、すっきりしてから手をつけるという流れが一つ。

 

もう一つは、とりあえず寝ちゃってもうさすがにやらなきゃやばいでしょという状況に追い込んで、お尻に火をつけてやり始めるという流れ。

 

ぼくは課題が重いほど眠くなるタイプです。

 

高校時代は勉強しようとすると手がつかなくてそのうち机の上で寝てしまう。

 

または「あーやる気おきねえ!」とベッドに身を投げ出して寝てしまう。

 

そんな眠るの大好き人間でした。

 

つらい気持ちを感じないようにするには寝るにつきます。

 

「寝る」のはおすすめの方法というより、単なる逃避行動ですね。

 

でも寝ることでストレスを発散するという面もあります。

 

第2位 本当にやらなきゃいけないか考え直してみる

「やらなきゃやらなきゃ」と思い込んでいて、「でもよくよく考えてみたら今日やらなくてもよくね?」ということもあります。

 

それはただ先送りにしただけななのですが。

 

でもそれで気が楽になり、次の日なら手がつくということもあるわけです。

 

だから仕事を整理する、書き出してみるということは結構有効です。

 

それは全体が見えるということ、見通しが立つということにつながって、いまやらなきゃいけないことを正確にとらえることができます。

 

「なんとなく嫌だな」というあいまいな、無駄な消耗から回避することで、やる気アップにつながります。

 

第1位 とにかくやる

「それは答えではないのでは?」と思いますか?

 

いえ、そうじゃないです。

 

また、「やる気が出ない」と「本当はやる気がない」とは違います。

 

本当はやりたいのに、やる気が出ないというなら、やはりどうしたらやる気が出るのかは考えたいです。

 

でも、「とにかくやる」と言っても、ただ何も手を打たずにやるのではありません。

 

「いかにすれば始められるか」

 

それだけをとにかく考えて工夫してみるということです。ここからの話はとても重要なのです。

 

「いかにすれば始められるか」がなぜ大事なのかというと、実は人のやる気はやり始めてしまえば出てくるものだからです。

 

つまり、やり始めることさえできたらたいていはそのままやり続けることができます

 

やり始めるために大事なポイントは、やり始めの負荷をいかに軽くするかです。

 

だいたいやる気が起きない時というのはそのタスクが重いからです。

 

やり始める前から、

「あーこの仕事だるいなあ。時間かかるよなあ。」

「この仕事まじでシビアだわ。失敗できないやつだ。重いなあ。」

と思っていて、その大変さを感じてしまうからこそやりたくないのです。

 

やらなきゃいけない重要な仕事こそ、その重さゆえにやりたくなくなるのです。

 

だから、その重さを軽くするということが大事ですよね。

 

「でも仕事の内容は変えられない。削れないよ。」

 

と思うでしょう。

 

その通りですが、気持ちを軽くすることはできます。

 

重い内容の仕事でも、得意だったり好きだったりすれば気持ちは重くなく、さくさくと手が付けられます。

 

つまり気持ちが軽いからです。

 

そのように、気持ちを軽くする工夫が成功すればやる気を出して仕事に手を付けられる確率が高くなります。

 

仕事に手をつけはじめるための工夫

1.とにかく椅子(仕事をするための椅子)に座る

2.とにかく机に資料を広げる、またはパソコンをつけて資料を開く

3.全部やり切ろうと思わず、目標を「1ページだけ読もう」「1分だけ読もう」というようにする

4.タイミングや状況を工夫する

 

「いやいや、それができないから困っているんですよ。」という声も聞こえてきそうですね。

 

でも「椅子に座る」という時に、その時すでに「仕事を終わらせなきゃ」と心の中で思っていませんか?

 

そうじゃなくて、本当に椅子に座るだけを目標にするんです。

 

「よし、おれは今から椅子に座るぞ!」

と宣言するのもいいみたいです。

 

そして座れたら、

「おれ、座れた!えらい!」とほめてあげましょう。

 

アホらしいですがやる気ない時、仕事をする椅子にすら座りたくないということがあるならやってみてください。

 

すわったらまず必ず何かしらし始めるはずです。

 

さて、

「いや、座ったら机のまわりを整理しちゃうんだよねえ。」

「パソコンつけたらネットでいろいろみちゃうんだよね。」

 

次はそんな声が聞こえてきそうです。特に整理し始めちゃう人多くありませんか?

 

ぼくもよくやります。

 

これは完全に逃避行動ですよね。しかもわりと悪くない行動(整理しているから)だからすごく逃げやすいんですよ。

 

でもこの時も心の中で「仕事やらなきゃ」と思ってますよね。やらなきゃいけない仕事ほどそういう思いは強いのでなかなかぬぐえないですよね。

 

本当に人間て変な生き物です。やらなきゃいけないと思うほどやれなくなる。逃げたくなる。

 

なのでその「仕事をやらなきゃ」という思い捨てましょう。

 

「仕事をやる」んじゃなくて「資料を開く」ことだけを目標にします。

 

椅子に座るとの同じです。それは絶対にできるはずです。

 

そして、そこまでくると資料に目を通し始めるはずです。

 

ここまで来てもまだ重かったら、

「今日は1分仕事を進めよう。それ以上やらない。」

とか、

「1枚だけやったら終わり。それ以上やらない。」

と心に決めます。

 

それで手が進んだならもう成功です。

 

1分や1枚やっている間に、「もうちょっとやってみよう」という気持ちが出てくるからです。

 

次にちょっと視点を変えて、「タイミングや状況を工夫する」です。

①いつどんな状況でやるか

例えば、「家に帰るとやる気なくなるわあ」「ソファに座ったらもう立ちたくないわあ」ということがあると思います。

 

ぼくは歯磨きが本当に面倒くさくてなるべくやりたくない人です。

 

あの時間がもったいないし、手は抜けないし、疲れるし、立ったままが嫌だし。

 

どう「やる気」を出したかというと、お風呂で湯船につかっている時に磨くことにしました。

 

座ってリラックスしたままできるし、あの時間はぼーっとしている時間なので歯磨きに費やしても無駄な時間に感じません。

 

それに集中してじっくり磨くことができます。

 

それによって歯磨きをさぼることが激減しました。

 

もう何年も欠かさず毎日磨くことができてますし、10年ほど虫歯もないです。

 

虫歯にならない歯の磨き方はこちら↓

10年以上虫歯を防いでいる5つのこと

 

つまり、いつどんな状況ならやる気が起きるかということです。

 

家に帰ると手がつかないのであれば、仕事帰りにカフェでやる、というのもそうですね。

②「ながら」を利用する

それと「ながら」ならできるものは「ながら」でやるというのも大事なポイントです。

 

「音楽を聴きながらならジョギングできる」とか、「テレビ見ながらなら動画の編集できる」とか。

 

そういう頭の使い方も大事です。

 

歯磨きもそうですね。

 

ぼくは湯舟に入りながらならできるし、テレビ見ながらも結構やります。

③どんな状態で前の仕事を終わらせておくか

「次に仕事するときに始めやすいような切り方をしておく」というのも、とっかかりやすさを生み出します。

 

分かりやすいのは、整理整頓ができていないといざはじめようという時にやる気がうせます。

 

例えばおもちゃが壊れたからドライバーを使いたい、と思ったものの、物置きが荒れていてドライバーが見つからない。

 

そうするとやる気が失せます。

 

だから物をちゃんと片付けておく、整理しておくというのはやる気につながることです。

 

ぼくはドライバーなどのツールは、握りてをこちらに向けておくのではなく、ドライバーの先をこちらに向けておくことで探しやすくしています。

 

だからパソコン内のファイルも整理しておくことが大事です。

 

また、「仕事を切りのいいところまでやろう」というのは実はあまりよくなかったりします。

 

それはつまり次の仕事は1からのスタートになるということを意味し、1からのスタートは何でも重いものだからです。

 

何でも最初は大変ですよね。

 

逆に慣れてきたものは続けやすいです。

 

だから仕事も「のってきたぞ」というところで切って明日にまわしたり、「ここで切っておけば明日はとっかかりやすいだろう」ということを見込んで、あえて途中で終わらせたりということも重要です。

④仕事の順番を入れかえる

③と似ているのが、「仕事の順番を考える」です。

例えばぼくは一時期クロスワードにはまっていました。

 

クロスワードは平日は帰宅後、休日は朝やることにしていました。

 

それでそのタイミングを逃してほかの仕事をはじめてしまうと、ずっとそのことが頭にひっかかって、ほかのことに集中できないということがありました。

 

何を先ににしておけば気持ちがすっきりするかという視点が大事です。

 

片付けないでもやもやしていることがあるなら、「そっちを先にやったほうが自分の心が安定する」ということも意識しましょう。

 

また、AとBという仕事があったとき、A⇒Bだとうまく気が乗らないのに、B⇒Aだとルンルンで進むということもあります。

 

どっち先にしようかなと考えてみましょう。

⑤仕事の大きさを考える

あるお話でこんなたとえ話をききました。

 

「工夫すれば全部箱に全部おさまる、大きな石と小さな石がいくつかあります。

 

大きな石から入れて後から小さな石を入れるとおさまりやすく、先に小さな石を入れると大きな石がはみ出てしまう。」

 

こんな話だったと思います。

 

つまり仕事も大きなものをどうするかの予定を先に立てるとよいということです。

 

大きな仕事をいつやるか決めておくと、すき間時間に小さな仕事をこなしていけます。

 

これを無計画に手の付きやすい小さな仕事やっていってしまうと、大きな仕事が後回しになり、大きな仕事をしようというときには、もう余裕がなくなってしまうんですね。

⑥後回しにしないようにするには

仕事って重いものほど後回しにしてしまいますが、そうするといざやろうというときになって気が重くなり、

 

「あー!もっと早く準備しておけばよかった。あんな資料、こんな資料も必要じゃん!」

 

などとなり、余計やる気が失せてきます。

 

かといっていきなり重い仕事を片付けようとするのは結構ハードルが高いです。

 

それができるにこしたことはないですが、人間そうはいきません。

 

ハードルを下げて手をつける手立てとしては、とりあえずさっと早い段階で全体に目を通しておくことです。

 

「全部片づけよう」という思いは捨て、「目を通すだけをしよう」という思いを持つということです。

 

それだけでも、見通しがあることで余裕ができて、かなりその後の仕事の負荷は変わってきます。

 

また、後回しになるものは期日が後の方だったりするので、どうしてもほかのものに埋もれてしまい、物理的に目の前から消えて忘れてしまうということもあります。

 

なので普段から司会に入るところにおいておくということも大事です。

 

メモに書いておくということもその一つのやり方ですね。

 

ただ、目に触れていることが嫌でストレスになる場合はやめていいと思います。

 

以上「いかにすればとっかかりやすくなるか」という視点で書いてきました。

 

ここまではベスト3として紹介してきましたが、最後にもっと大きな問題、「人生にやる気をなくしたら」ということを書いておこうと思います。

もしも人生にやる気をなくしたら

人生にやる気をなくしたら、旅をしましょう。

 

普段でも、気持ちがふさがったらとにかく外に出るのがいいです。

 

ただ歩く。ただ空を見る。ただ駅前まで行ってみる。

 

意味なんてなくていいです。

 

外に出るのもいやだったら、「コーヒー飲みたいな」と思えばコーヒーを飲みましょう。

 

それはコーヒーを飲むという立派な「やる気」です。

 

そんなささいなやる気をそのままにせず、ばかにせずかなえてみましょう。

 

かなったら自分をほめてあげるといいです。

 

他にやる気が起きることがないなら、コーヒーを飲むことがその時の自分の「やりたいこと」のマックスですよね。

 

旅に出たいと思って旅に出ることと変わりありません。

 

「炭酸飲みたい」「テレビ見たい」それでいいです。

 

そのうち、「こうしちゃおれん」と思ったら、それはほかに何かやりたいことがあるということです。

 

そしたらそちらへ進みましょう。

 

大事なのは意味なんて考えず、ささいなことでもやりたいと思ったことをやるということです。

 

そうすることで「自分のやりたいことを自分でやると決めて、自分の力でかなえた。そして自分をほめてあげた。」という経験を積み重ねられます。

 

そういう積み重ねをしていくと、きっと人生にやる気が起きてきます。

 

ぜひ参考にしてください。

 

おしまい

 

written by SEGE